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2018/11/015
【開催報告】
2018年10月25日(木)-26日(金)開催
石油・ガスの生産から輸送まで基本から最新のプロジェクトを学びつくそう@新潟

南長岡ガス田及び直江津LNG基地訪問と石油開発全体を学ぶ現場体験セミナー



  日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発人材の育成のため、海洋開発に関連する講義と現場視察を組み合わせたセミナーを実施しました。
 今回、世界でも注目を浴びている大型LNGプロジェクト(オーストラリア・イクシス)について、日本企業ではじめて操業主体として取り組んでいる国際石油開発帝石株式会社の協力のもと、石油・ガスの生産から輸送までを総合的に学ぶ現場体験セミナーを開催。 セミナーでは、石油・天然ガスの生産についての講義に加え、日本国内の大型ガス田、海外にて生産され、船舶によって輸送されてきた天然ガスを受け入れる基地を訪問しました。

 



【主催】
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム

【協力】
国際石油開発帝石株式会社(INPEX)

【実施期間】
2018年10月25日(木)-26日(金)※1泊2日

【開催場所】
集 合:新潟県長岡市(JR長岡駅)
解 散:新潟県上越市(JR直江津駅)
訪問地:①南長岡ガス田 ②直江津LNG基地 
*いずれも国際石油開発帝石株式会社施設

【対象者】
将来日本において海洋開発に携わる意思のある、関連する技術を学ぶ日本国籍を有する大学生(進学する意思のある)、大学院1年生


【プログラム】
10月25日(土)
13:00 JR長岡駅 集合
午後 ①石油・天然ガスに関する講義受講
②南長岡ガス田訪問

夕方 上越市まで移動(貸切バス)
〜19:00頃 国際石油開発帝石株式会社の方々との意見交換会
(宿泊先ホテルにて懇親会:食事あり)
上越市内 宿泊
10月26日(日)
宿泊先にて朝食
集合
9:00〜 直江津LNG基地訪問
12:00〜 履修証明書授与
13:00頃 JR直江津駅解散






朝倉 ゆかり(東京海洋大学 学部1年)
 私はメタンハイドレート開発に関心があるため、天然ガスについて学べる今回の企画はまたとない機会でした。国内最大級のガスプラントと、新しいLNG基地を見学することで、天然ガス開発のスケールを実際に体感し、メタンハイドレートが商業化された際のイメージを掴みたいと思い参加いたしました。
 最も興味深く感じたのは、石油・天然ガス開発に関する講義です。ちきゅうのセミナーでも石油開発の概要講義を受けましたが、探査から生産にいたるまでの技術についてさらに詳しく学ぶ事ができました。一つのプロジェクトの成功の裏には、数十年単位の時間と数十億円以上の巨額を投じ、沢山の人が関わっていること。地理的条件だけでなく、産油国の政情変化が大幅な計画の見直しを生むことや、一つのプロジェクトに複数の企業が参画することでリスクを分散するなど、リスク管理の難しさも感じました。私達が普段、当たり前のように使っている油やガスは、とてつもない苦労の上に運ばれてきている事を実感しました。
 見学では、国内最大級のガスプラントで生産井や、精製から発電所に至る様々な設備を見る事ができました。豪雪地帯のため、構造物に工夫がなされていましたが、積雪地域ならではの苦労があるのだろうと感じました。そしてなんと言っても、LNG基地のスケールの大きさには圧倒されました。また、これは予想外だったのですが、基地内にあるINPEX MUSEUMの見学や、基地から首都圏まで繋がるガスパイプラインを管理する帝国パイプライン様による講義もあり、より身近なガス供給についても理解を深めることができました。ミュージアムは非常に凝った造りになっており、一般の方でも楽しめると思います。
 INPEX様との研修は今回が初めてとの事で、懇親会では社員の方々や色々な大学の方々とお話しする時間があり、非常に充実した2日間となりました。今回の体験により、今後専攻を決めていく上でのヒントを得、海洋開発への意欲を改めて強く抱くことができました。最後になりましたが、今回お会いした皆さまに深く感謝申し上げます。
天野 翠(広島大学 学部4年)
 私は現在、大学で地球科学を専攻しています。 そのため、これまで大学の授業などで「どのような鉱床があるのか」「どのようにして鉱床が形成されるのか」といった事柄について学ぶ機会がありましたが、そこから先の生産・輸送についてこれまで学ぶ機会があまりありませんでした。
 本セミナーは石油・ガスの生産から輸送までの基本から最新のプロジェクトまでを包括的に学べるということで、これはまさに自分が学びたい事柄にぴったりだと思い、参加させていただきました。
セミナーに参加した当初、私の専攻する分野とは違う参加者が多く少し不安に思うこともありましたが、講義や見学についてもこちらの質問に対し真摯に向き合ってくださり、丁寧に答えていただけたことで全く問題はなく、充実した時間を過ごすことができました。逆に自分と違う参加者が多かったことで、自分の知らない世界を知ることができて良かったとも思っています。自らの視野を広げることができ、将来どんな仕事をするかということに対して具体的なイメージの一端を少し掴むことができたように思います。
 セミナーでは施設やプロジェクトの"規模の大きさ”に圧倒されました。特にイクシスといった海外プロジェクトの規模の大きさには衝撃を受け、将来こんな大きな規模のプロジェクトに関わることができたら楽しいだろうなと感じました。
また、社員の方が自分の仕事に対して「インフラを支えているんだ」という誇りを持っていることも印象的でした。人々の生活を支えるという誇りを持って仕事をできるというのは素晴らしいことだと感じ、今後の進路を考える上で自分の中にひとつ重要な視点を得ることができたように思います。
 最後に、このような機会を与えたくださった関係者の皆様にお礼申し上げます。
 貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
上田 哲也(九州大学 修士1年)
 私は夏にノルウェーの国営石油会社にてインターンシップを経験しました。インターンシップでは再生可能エネルギーに関する業務に従事しておりましたが、会社への通勤途中、毎日石油生産施設を目の当たりにし、自然と石油・天然ガス業界に興味を抱きました。そこで、今回日本における石油・天然ガスの安定供給において重要な拠点である新潟の直江津LNG基地や南長岡ガス田を実際に見学できる機会があるとのことで参加をさせて頂きました。
 二日間にわたり行われた今回のイベントは非常に実りの多いものだったと思います。まず、南長岡ガス田の訪問では名前は聞いたことがあったものの見たことはなかったクリスマスツリーを初めて見ることが出来ました。海底油田では陸上にてクリスマスツリーを確認できないため今回見学できたことは非常に貴重な経験でした。また、実際に生産中の施設近くに行くと、まさか生産中とは思えないほど静かな印象を受けました。
 また、INPEXの社員の方々との懇親会を開いていただき、そこでは実際に社員の方々から様々なお話を伺うことが出来ました。また、参加した学生をいくつかのグループにわけ、クイズ形式で石油・天然ガスについて考えるという企画がありました。いくつかあるクイズの中でも「LNG受け入れにおいて最も気をつけなければならないことは何か」という問題があり、知識の少ないなりに学生の考えをまとめ、その後に社員の方々から答えを教えて頂き学びを深めることが出来たことが非常に印象に残っています。
 今回のイベントを通して、石油・天然ガスに関する知識が増え、実際の施設を見学することで以前にも増してこの業界に対して興味がわいてきました。今後は私が石油・天然ガス業界の仕事に従事した際にどのように貢献できるかを考え、引き続き大学にて勉学に励みたいと思います。
 最後に、今回このような貴重な経験をさせて頂くにあたり、関わってくださった皆様に感謝申し上げます。



折田 清隆(東京海洋大学 学部4年)
 私は現在海底鉱物資源の開発技術について研究を行っており、それをきっかけに日本の資源エネルギー行政・業界に興味を持ちました。それらの道を志す上で、現在の日本の資源産業の現場を知る必要があると感じ、その現場を見ることができる本セミナーへの参加を決意しました。
 本セミナーでは、南長岡の天然ガス田や直江津のLNG基地を実際に見学し、そこで働いている関係者から実際に話を伺うことができました。天然ガスの開発から生産までの流れ・イクシスのような最新のプロジェクトについて詳しく勉強する機会は今まで殆ど無く、非常に新鮮な機会でした。
 セミナーを通じて最も驚かされたのは各施設や職員一人一人の危機管理意識の高さです。いずれの施設でも災害や事故に対する対策を2重3重に敷いており、事故の防止及び被害の最小化に私が想像していたよりも遥かに大きな労力を割いていることが分かりました。このような高い危機管理意識の根幹にあるのは「天然ガスが日本の産業や生活を支えており、その安定供給をいかなる時でも成し遂げる」という職員の方々のプライドだと感じました。実際に、新潟県中越地震や中越沖地震後でも施設に大きな被害は無く短期間で施設の稼働を再開したのは、日頃の危機管理と職員一人一人のプライドにあったと思います。
 このセミナーを通じて、普段何気なく使っていたガスが油田から家までどのような流れで届き、どのような人がそれに携わっているかのイメージを掴むことができました。また、ガスの安定供給のために各段階でどれだけ苦労しているかも想像できるようになりました。そして、多くの人がプライドを持ってそれらの仕事に取り組んでいることが分かりました。この経験から、自分も資源の安定供給に貢献できる人材になりたいとセミナー参加前よりも強く感じています。
 最後にこのような貴重な機会を設けてくださった国際石油開発帝石や日本財団の皆様に深く御礼を申し上げます。
衣川 公一朗(大阪大学 修士1年)
 今回10月25、26日の二日間にわたり「石油・ガスの生産から輸送まで基本から最新のプロジェクトを学びつくそう@新潟」に参加させていただきました。今回のセミナーでは国際石油開発帝石株式会社(INPEX)様の協力の下で南長岡ガス田や直江津LNG基地などの現場を通して海洋開発の現場について学びました。
 1日目は国内最大級のガス田である南長岡ガス田を訪問し、初めにINPEX様の会社概要や現在取り組んでいる事業についての講義を受けました。私は初め石油開発では石油が発掘できる場所で石油を生産しているものだと思っていましたが、講義を通して石油開発ではまず鉱区を取得し自社でどこに石油や天然ガスがたまっているかを調査するところから始めることを理解しました。また、鉱区の取得、探鉱活動、評価、開発、生産・販売の流れについても大変理解を深めることができました。講義後は南長岡ガス田内を実際に見て回りガス田の現場でどのようなことが行われているのかを学びました。南長岡ガス田の訪問を終えた後、夜にはINPEX社員さんとの懇親会も行われ、社風や海外のプラントで働くことのやりがいなどを聞くことができました。さらにはちょっとしたグループワークを行い、社員さんの意見を聞きながらグループで「海洋の天然ガス生産コストを下げるためにはどうしたらよいか?」「LNGの受け入れで一番気をつけないといけないことは何か?」などの問題に取り組みました。2日目は国内や海外で生産された天然ガスを届ける直江津LNG基地の見学を行いました。LNGタンクさらには24時間体制で監視を行っている監視センターを見学しました。現場を見ることで海外から輸送された天然ガスが私たちの家庭に届くまでにどのような処理を行っているのかの仕組みを理解することができました。
 今回のセミナーに参加する前は海洋開発について授業で学んだ程度でほとんど理解できていませんでしたが、2日間のセミナーを通して海洋開発についてより一層理解が深まりました。今回のセミナーを通じて得たことを今後に活かしていきたいと思います。
 このような貴重な体験をさせていただいた日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム、INPEX関係者の皆様、本当にありがとうございました。
木村 英雅(東京海洋大学 学部4年)
 今回の現場体験セミナーに参加した大きな理由としては、実際に井戸からガスを組みだし、生成し、送り出すまでの現場を見たことが無かったからです。元々、2018年の8月にサマースクールにて石油・ガスの全般を学習し、今回のようなセミナーが有れば是非とも参加したいと思っておりました。
 今回の現場体験セミナーでは南長岡ガス田と直江津LNG基地の二か所に訪問させて頂きました。
 南長岡ガス田は、日本で最大級のガス油田であり、ガスを汲みだし、工場やガス事業者に送っています。
主に三つほど驚くことが有りました。
 一つ目は、ガスの汲み出しをコントロールするクリスマスツリーがあるのですが、圧力をかけてガスを送り出している事からかなり高温になっており、およそ100°近くになっていると聞きました。実際現場を見たときに遠目からでもクリスマスツリーの筐体周りに陽炎が出ているのを確認できた程です。このような事は実際に現場に行かなければ分からないことです。
また、新潟では雪が大量に降り積もる事から、クリスマスツリーの為だけに雪除け用の鉄格子で囲われており、現地の環境特性を良く考慮していました。
 二つ目は、施設の電気と水を自足自給で賄っていることです。南長岡ガス田では汲み出したガスの一部を用いて発電機を回し電気を得、水は地下水を汲み出すことによって賄っていることにより、例えば電気や水が何らかの災害により断たれたとしても施設の運用に影響がないようになっていることに驚きました。実際、可燃性のガスを扱ったいるのでいざというときに電機機器などによる制御ができなるとかなり危険です。
 三つ目は、見た目への配慮です。普通、油田やがス田ではガスの汲み出しが正常に行われいるのを目視できるように煙突から煙を焚きだしているのですが、周辺住民にとっては山火事のように見えるからとのことで、南長岡ガス田では煙を目視出来ない状態にしてから大気にだしているようです。周辺住民の方の意見も反映しており関心しました。
 次に直江津LNG基地です。直江津LNG基地では南長岡ガス田の天然ガスを含め、外部の基地、例えばイクシスから汲み出してきた天然ガスを調整してからパイプラインに乗せて日本全国におくり出しています。
 主に三つ程印象に残る事が有りました。
 一つ目は、LNG船と基地の架け橋となるローディングアームの先端に油圧式のカップリング用の爪がついており作業の効率化と、今まで人がやっていた部分を機械が代用することにより、安全性の向上と人件費の抑制を同時に実現しており、最新技術を駆使していると思いました。
 二つ目は、掘る井戸によりガスの熱量が違い、どのように均一の品質にしているのかと疑問に思ったのですが、パイプラインの途中の熱量調整設備にて液化石油ガスと混合し熱量を調整しているようです。
 また、パイプラインはかなり耐震性・耐腐食性に優れたものを使っており、大震災の後であっても一つも破断もしくは漏洩を起こさなかったとのことです。
更に、最初天然ガスから不要な二酸化炭素を取り除く工程にて、アミン溶液を用いており、アミン溶液はゼオライト等と比べて二酸化炭素の吸収率は高いのですが、溶液を再生するのにコストがかかります。そのような欠点がありつつもアミン溶液を使い続けるのは、それだけ品質の良いガスを丈夫に設計されたパイプラインにて確実に送り届たいとの思いなんだろうなと感動しました。
 最後にBOG圧縮機です。液化天然ガスは-170°近くの低温ですが、どうしても振動や外部の熱を受け、ある程度が気化します。その気化したガスを再び液体に圧縮するのがBOG圧縮機です。高圧BOG圧縮機と低圧BOG圧縮機の二つがあり、高圧の方は電力消費が大きいのが問題なのですが、低圧の方はLNGを冷媒とする為、まだ生産が上がりきっていない直江津基地では使えない状態であり、仕方なく高圧BOG圧縮機を使っているようです。
 高圧BOG圧縮機は施設の4割程の電力を消費をしているようなのですが、それでも回さないよりかはマシのようで、天然ガスが資産としていかに高いものであるかを改めて実感しました。
以上の内容はほんの一部にも満たないのですが、総じて今回の現場体験セミナーに参加出来てとても良かったです。



倉場 可織(東京海洋大学 修士1年)
 2日間の短期間プログラムでしたが、エネルギーについて、特に天然ガスについて開発の段階から供給まで一貫した流れについてよく理解することができました。
 1日目は直江津のガス田に見学に行ったのですが、実際にこの地面の下にガスが眠っていて、人間の手で掘り当ててそれが私たちの生活の支えになっていると考えると興奮しました。そして、人々の生活を支える職業に対するやりがいを感じ、将来は私も人々の生活を支える仕事に携わりたいなと思いました。豪雪地帯の新潟では、クリスマスツリーというガスを地底から地上に送る設備には強固な積雪対策がなされていたり、冬には社員総出で雪かきをしたりすることもあるという現場ならではのお話も伺うことができ、エネルギーに携わる現場を身近に感じる機会となりました。意見交換会では、海洋開発と日本財団の方が楽しい企画を用意してくださっていて、ゲーム形式でリラックスしながら気になることについて気軽に聞くことが出来ました。
 2日目は天然ガスプラントに見学に行きました。プラントでの見学はバスないからでしたが、その前に十分な説明があったので、この辺りではどのようなことをしているというのをイメージしながら見学をすることができ、面白かったです。最も印象に残っているのが、イクシスからのLNG船が見学の次の日に到着予定だったことです。イクシスの天然ガスプロジェクトのお話は講義中で何度も聞いていたので、実際に日本に到着する瞬間が見れなかったのは一つだけ心残りなことです。
この二日間のプログラムを通してエネルギーについて深く考えるきっかけになりました。
 お世話になった日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム様をはじめ、海洋開発様の国際石油開発帝石様に深く感謝を申し上げたいです。
ありがとうございます。
佐藤 顕(早稲田大学 学部4年)
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催の「石油・ガスの生産から輸送まで基本から最新のプロジェクトを学びつくそう」に参加させていただきました。私が、本セミナーに参加しようと思った理由は、石油開発の現場を見学したいと考えたためです。普段大学では、岩盤石油生産工学と呼ばれる学問を勉強しているのですが、実際に大学で行えることはコンピュータでのシミュレーションや室内実験などです。そのため、石油開発という莫大な事業に関する勉強をしているのに、実感がわかないのが正直なところでした。そんな中、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催で、石油開発に関する現場体験セミナーが開かれると伺い、参加することにいたしました。
 セミナーの初日は、国際石油開発帝石株式会社の南長岡ガス田を訪問させていただき、最新のプロジェクトや石油事業における概論を学び、見学をさせていただきました。普段見ることのできない石油開発の現場体験は貴重で、私たちが使っている資源はこのように得られているのだと、実感することができました。また二日目も、国際石油開発帝石株式会社が所有する直江津のLNG基地に訪問させていただき、石油開発後の輸送過程やLNGの受け入れ過程を見学することができました。普段勉強している石油開発の後の工程を知ることができ、幅広い知識を得ることができました。またその他にも、国際石油開発帝石株式会社の社員の方々と意見交換する時間があったり、他大学の石油開発に興味を持った人たちと交流できたりと、大変有意義な1泊2日でした。
 今後はこの貴重な経験を活かして、大学での研究に励むとともに、将来は石油開発分野に進み、一流のエンジニアを目指していきたいと思います。
 このような体験をさせていただいた、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムと国際石油開発帝石株式会社には感謝いたします。
西澤 春輝(九州大学 学部4年)
 今回このセミナーに参加して、石油に関する知識が増えたように思います。私は大学では造船工学を専攻し海洋開発に関する研究をしていますが、研究の中で石油についても学ばなければならないことが多くあるように感じているところでした。初日の講義の中では石油生産の過程や、どのような場所に石油が溜まるのかといった地層に関することを具体的に聞くことができ、石油に関する勉強を始める良いきっかけになったように思います。実際にセミナーに参加した後の今では、石油や地層に関するレポートや論文もサクサクと読み進められるような気がしています。さらに講義以外に生産のプラントや井戸を見学することができ、クリスマスツリーを初めて見ましたが、予想以上に小さくコンパクトであることに衝撃を受けました。
 翌日の直江津のLNG基地ではLNGの生成を学ぶことができました。これまで造船工学を学ぶ中ではLNGの船による運搬のみを考えるため、陸揚げされた後の生成過程を初めて知ることができたように思います。また、LNG基地からのパイプラインによる輸送段階に関しても教えていただき、普段の生活では馴染みのないパイプラインがあらゆる場所に張り巡らされており、私たちの生活の基盤となっていることを痛感しました。
 1ヶ月ほど前に、同じ日本財団のセミナーで地球深部探査船の「ちきゅう」に乗船する機会があり、その際には掘削に関する技術を重点的に学ぶことができました。それに対して、今回は掘削後の生産に関して重点的に知ることができたように思います。同じ石油開発の流れの中でも、掘削時は泥まみれになりながらの作業といった雰囲気でしたが、生産時にはコンピューターで制御しながらの作業といった雰囲気を感じ、その違いの大きさに驚きました。私はこれまで単に将来オイル&ガス業界で働きたいと考えていましたが、今回のセミナーを通してその中でもどこの分野に携わりたいのかということを明確にする必要性があることも感じました。
 このセミナーを通して学んだことを今後の研究や生活に生かしていきたいと思います。



林 史泰(東京海洋大学 修士1年)
今回参加させていただいたのは、石油・天然ガス上流企業であるINPEX(国際石油開発帝石株式会社)の現場体験セミナーでした。主なプログラムの内容は、石油・天然ガスに関する講義、南長岡ガス田の訪問、INPEXの方々との意見交換会、直江津LNG基地の見学、天然ガスパイプラインについての講義でした。プログラムを終えての感想を一言で表現すると、「海洋資源開発は、新技術によって今後発展する可能性が大いにある」ということです。
 石油・天然ガスに関する講義では、長岡鉱場で勤務されている方から、実際にどのようにガス生産が行われているのかを学びました。天然ガスが直接消費者に届けられるまでには、鉱区の取得、探鉱、採算性評価、掘削、輸送という工程を一つ一つ踏んでいかなければなりません。私が驚いたのは、探鉱と採算性評価のステップで非常に様々な調査が綿密に行われているということでした。工程が進むにつれ開発費が指数関数的に増加するため、有望なガス田かどうかを見極めてから生産するためです。また、近年はガスが噴出し圧力が下がってしまった貯留層に水や二酸化炭素を圧入し、中の圧力を上げることで二次回収を試みるEORという技術研究が進められていることを学びました。このような二次回収技術を開発することで、石油や天然ガスの可採年数は年々長くなっているということも興味深いことでした。
 INPEXの方々との意見交換会では、LNGを輸送する難しさや海洋資源開発の現状について意見を伺うことができました。
 直江津LNG基地の見学では、船で運んできた液化天然ガスをガスパイプラインで製品として送るまでの過程がどのようなものかを学びました。基地では、24時間体制で基地内の設備を監視・操作し、停電時のためのディーゼル発電機が備えられていました。自然災害等が発生した時にも安定した供給ができるようにバックアップシステムを作っておくことが如何に重要かであるかを感じました。
 今回のセミナーを通して、日本近海にはまだまだ天然資源開発の余地があると思いました。南長岡ガス田だけでなく、世界最大級の金鉱山が過去、佐渡島にあり、さらに上越沖ではメタンハイドレートが賦存することも確認されているからです。世界6位のEEZ面積を持つ海洋国家である日本が、海洋技術開発を進めることで今後さらに自国を発展させていくことができると感じました。
 大いに刺激を受けることができた2日間でした。ありがとうございました。
宮路 哲朗(横浜国立大学 修士1年)
 今回、1泊2日で国際石油開発帝石の工場見学セミナーに参加させて頂きました。1日目は南長岡ガス田に訪問させて頂きました。そこでは最初にINPEXの社員さんによる会社説明、南長岡ガス田の説明、今現在INPEXが取り組んでいるオーストラリア・イクシスプロジェクトの説明などをして頂きました。その後、実際に施設の見学をさせて頂き、天然ガス開発についての理解を深めました。 その日の夜には、INPEXの社員さんとの食事を交えた交流会を開催して頂き、普段聞けないようなお話も聞かして頂きとても有意義な時間でした。
また、日本財団の方から提供して頂いた、1つのお題に対してチームで答えを出すコーナーでは、学生同士で交流することができ皆別の大学で、学年も学部1年から修士1年までと幅広いメンバーでしたが仲良くなることができました。2日目は長岡から直江津へバスで移動し直江津LNG基地を訪問させて頂きました。そこでは最初にINPEXの社員さんによる会社および直江津LNG基地について説明をして頂きました。 この直江津LNG基地にはもうすぐINPEXが日本初のオペレーターとしてのプロジェクトであるイクシスからLNGが届き、これからようやく直江津LNG基地が本格的に稼働していくとのことでした。その後、バスで工場を見学しINPEXミュージアムにも訪問しました。ここではエネルギーを開発する所から、私たちが消費する所までの流れを分かりやすく説明していました。最後にINPEXの子会社である帝石パイプラインのオペレート室を見学し、このセミナーは終了しました。このセミナーを通して石油・ガス開発に対する理解が深ました。ここで学んだことを活かして、今後の研究や就職活動に取り組んで行きたいと思います。
横田 瑛里(東京海洋大学 修士1年)
 今回、この日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催のLNG基地見学に参加させていただき、石油業界や石油開発、今後の日本のエネルギーについての理解を深めることができました。基地見学に参加するまでにも、今後本格化していく就職活動について、自分の将来のビジョンや目標をはっきりさせるため、他業界のインターンや説明会にも度々参加させていただいておりましたが、このような実際のLNG基地やガス田を見学できるプログラムに参加する機会はありませんでした。
今回の見学を通して、エネルギー供給を支える現場を見学することができただけでなく、そこで実際に働く社員の方々とお話をすることができ、さらに夜には懇親会、座談会も設けていただき、若手社員の方から長く働かれている方まで、非常に興味深いお話をたくさんお聞きすることができました。
 このLNG基地見学を通して、このような、日本の産業と人々の暮らしの基盤を支えているエネルギー業界で働き、現在の日本社会と将来の人々の生活に貢献したいという思いがより一層強くなりました。
 今後の就職活動についても、このプログラムで得られた知識や経験を生かし、積極的に取り組んでいきたいと考えています。



【問い合わせ】
〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局 
TEL: (03) 6229-2611 / FAX (03) 6229-2626
E-mail: ocean_innovator@ps.nippon-foundation.or.jp

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