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2018/7/26

2018年度現場体験セミナー

【開催報告】
これがオフショアの安全訓練だ!
ヘリからの水中脱出、きみは崎山沖浮体式洋上風車へ辿り着けるか!?

OPITO認証HUET(ヘリコプター水中脱出訓練)コース受講と長崎県崎山沖浮体式洋上風力発電施設見学




日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発人材の育成のため、海洋開発に関連する講義と現場視察を組み合わせたセミナー等を実施しています。 今回のセミナーは、海洋資源開発分野に特有の安全課題についての基礎を学んだ上で、洋上の石油・ガス施設等へのヘリコプターによる移動に必要となる特殊な安全訓練を受け、一定の緊急事態に対応する知識・スキルを取得するとともに、洋上風力発電施設の現場見学を通じて、今後世界で導入拡大が見込まれる洋上風力発電事業への理解を深めることを目的として開催いたします。

【主催】
日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム

【協力】
日本サバイバルトレーニングセンター
長崎県五島市

【実施期間】
2018年7月14日(土)-15日(日)

【開催場所】
1.OPITO認証HUET(ヘリコプター水中脱出訓練)
コース:日本サバイバルトレーニングセンター(福岡県北九州市戸畑区銀座2-6- 27)
2.浮体式洋上風力発電施設見学:長崎県五島市

【OPITO認証HUETコースについて】
この訓練コースは 洋上の石油・ガス施設等にヘリコプターで移動する人を対象として、ヘリコプターによって洋上施設に行き来することになる人が、飛行前・飛行中に必要な特殊な訓練を受け、特に浸水したヘリコプターから脱出することに焦点を当てたヘリコプター緊急事態に対応する知識・スキルを身につけるためことを目的としています。
・ OPITO認証HUETコース修了証を取得できます(4年間有効)。
・ このコース修了者は洋上の石油・ガス施設等にヘリコプターでの移動が可能になります(全ての施設ではありません)。
OPITO認証HUETコース

【プログラム】
7/13(金) ニッスイマリン会館宿泊
 ※原則として参加者全員、宿泊とする
 ※宿泊費:主催者が負担します
 ※チェックイン:午後3時から午後10時まで
 ※住所:北九州市戸畑区銀座2-6-40
 ※7月13日の食事は各自手配
7/14(土) 1日目
8:00 日本サバイバルトレーニングセンターに集合(福岡県北九州市戸畑区銀座2-6- 27)
主催者挨拶
8:30~17:30頃 HUETコース受講
 ① イントロダクション
 ② 講義
   ・ヘリコプターでの移動
   ・ヘリコプターにおける緊急事態と危険性
   ・ヘリコプターからの脱出
   ・非常用呼吸具(EBS)
 ③ 実技:ヘリコプターでの緊急事態(実技イメージ
 ④まとめ、OPITO認証HUETコース修了証授与

日本サバイバルトレーニングセンターの紹介と研修の様子
18:27-19:12 戸畑から博多へ移動  特急 きらめき9号
19:30-20:50 イブニングセミナー(夕食付)
 場 所:TKP博多駅筑紫口ビジネスセンター(福岡県福岡市博多区博多駅中央街4-8ユーコウビル803号室
 講 師:宇都宮 智昭 教授 九州大学大学院
 テーマ:「浮体式洋上風車について~技術的な側面を中心に~」
20:50- 「フェリー太古」乗船まで自由時間
 ※博多港博多ふ頭 第2ターミナルへは各自移動
 ※博多ふ頭 第2ターミナルへのアクセス
21:45-23:30 博多ふ頭 第2ターミナルにて野母商船フェリー太古に乗船
23:45~翌8:15 博多港 →福江港 へ移動
 ※翌7月15日の朝食は各自手配
7/15(日) 2日目※朝食は出ません
午前中 ・洋上風車見学
・半潜水型スパッド台船「FLOAT RAISER」見学
・講義
    ◯講 師:長崎大学 海洋未来イノベーション機構 コーディネーター 織田 洋一 様
    ◯テーマ:「世界の洋上風力発電の現状と日本の展望」
    ◯場 所:観光ビル はたなか 会議室(長崎県五島市中央町7-20)
    ◯意見交換・振り返り
・履修証明書を授与
・昼食椿茶屋  
午後 福江で解散となります

【参 考】
OPITO認証HUET(ヘリコプター水中脱出訓練)コース
長崎浮体式洋上風力発電施設見学
・2016年の様子
・2017年の様子

【参加学生の体験談】


有働 龍也 京都大学(修士1年)
 今回の海洋開発セミナーでは最高の体験をさせていてだきました。
 まず、OPIT認証HUETコース受講においては、水没したヘリコプターからの脱出訓練ということで、普段の生活のなかでは体験できないことができたので、ものすごく楽しかったです。転覆(緊急着水後,回転)の訓練では、一瞬息ができなくなり恐怖を感じましたが、恐怖のない訓練よりもよほど身に染みて緊急脱出の大切さを学べた気がします。受講後には家に飾れるサイズとカードサイズの資格証明書もいただき、光栄の誉れでございます。
 二日目の洋上風力発電の現場見学では、まずフェリーから間近で眺めたときの風車の大きさに驚きました。事前に風車のサイズは教えて頂いていたにも関わらず、思わず唸ってしまうほどでした。こればかりは筆舌に尽くしがたいので、実際に見に来てもらうほかありません。さらにこの風車を生で見ながら、設計に携わった方々のお話を聞ける機会は日本中さがしても今回のセミナーだけではないのでしょうか。
また、1日目は九州大学の宇都宮先生、2日目は長崎大学の織田先生のお二人に貴重なお時間を割いてもらって講義をして頂きました。私は大学では土木専攻なのでこのような海洋系の講義に参加するのは初めてのことだったの非常にためになりました。
 このセミナーに参加することができてよかったと心の底から思います。このセミナーに携わっていただいたすべての方々への感謝の気持ちを忘れず、今後も精進していきたいです。


尾野 諒介 北海道大学(学部3年)
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催のセミナーに参加するのは今回で2度目となった。毎度海洋開発に関わる貴重な体験を詰め込んだセミナーを催してくださっている日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムの方に感謝申し上げる。今回は主な内容として沈没したヘリコプターからの水中脱出訓練コースの受講が設けられていたので、果たしてどのようなものになるのか参加を楽しみにしていた。実際の訓練では緊急用呼吸システムを用いて水中で呼吸ができる状態を保ちながら機体とともに浸水し、そして脱出するという内容を脱出路等の条件を変えて繰り返した。ここで、競泳用のプールより深い水深では呼吸ができることで得られる安心が大きいと実感することとなった。また、デモンストレーションを見ている時点では転覆時の模擬機の挙動が思ったより激しく怖さがあったが、乗員として体感すると水中のためか身体の動きは思いの外穏やかでアトラクションに乗っているように臨むことができた。ただ、今回の講師の方がおっしゃったようにこのような事故の場面に遭遇せず、対応策を実際に取らずに済むのが最も良いことだと思う。他にも洋上風車など個人では見ることのない施設や船舶の見学もあり盛り沢山の内容で、新たに知識や考えを得て将来的に海洋開発に関わりたい思いがより強くなったと感じる。
 またこのようなセミナーに参加できることを楽しみにしたい。





片尾 洋輝  横浜国立大学(学部3年)
 今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。この2日は本当に濃密で充実した時間でした。日本で1か所しかない訓練所でのOPIT認証HUETコース訓練に始まり、洋上風力発電の第一線で活躍なさっている大学教授の方や企業の方による座学、さらには普段はなかなか行く機会のない、五島列島にある浮体式洋上風力発電の実物の見学まで、あらゆる観点から海洋開発について考える2日間だったと思います。
今回のセミナーの感想を書くにあたって何を書こうかと考えたのですが、プログラムの一つ一つが印象的なものばかりだったので一つに絞ることができませんでした。だから僕はプログラム外における時間での感想を書きたいと思います。
 イベントの最中には、もちろん刺激的なプログラムにもワクワクしていたのですが、僕個人としては「海洋に関わる勉強をしている大学も学年も異なる様々なバックグラウンドをもつ学生が、日本全国から集まっている場」というのにとてもワクワクしました。このようなイベントがなければ絶対にかかわる事のない地域、学年のメンバーなのですが、海洋開発という一つの共通事項を通してつながることができました。さらに「海洋開発」という共通項ではあるのですが、それぞれ皆少しずつ「海洋」に対する関わり方が違うバックグラウンドを持っていたのも面白かったです。ある人は造船系の専攻をしていて、またある人は地震の研究をしていて、またまたある人は海洋の気象現象の研究をしているというような感じで、様々な分野の勉強をしている仲間の話を聞けるのでとても刺激的な空間でした。特に僕は参加者最年少の学部3年生だったこともあって、大学院での研究室の話やインターンの話、就職の話など、全国各地で様々な研究をしている先輩方から今後の参考になるような話がたくさん聞けたのがとても面白かったです。大学・学年が違っても、そしてたった2日間であっても、同じ分野の勉強をしているというだけで自然と仲良くなり、全国に仲間ができる。不思議な体験でした。これからの勉強に対するモチベーションにもなったと思います。数年後にはこの中の誰かと同じ会社の仕事仲間だったりして・・・? 
 最後に、こんな楽しく刺激的で有意義な時間を提供してくださった日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム様、本当にありがとうございました。




加藤 哲 東京海洋大学(学部4年)
 今回の現場体験セミナーでは、ヘリコプター水中脱出訓練HUETの受講、浮体式洋上風車、燃料電池船、半潜水型スパッド台船float raiserの見学、また、海洋開発の最先端で働く方々のお話を聞くことができました。
 また、私はROVについての研究を行っており、今回の現場体験セミナーには日本の海洋開発の最先端ではROVがどのように利用されているのかを知りたいと思い、参加を希望しました。そのため、特に印象に残ったのは、浮体式洋上風車のメンテナンスにROVが使用されているというお話でした。海外ではROVが洋上設備のメンテナンスに使用されているというのは知っていましたが、日本でも同様に使用されているというお話を聞くことができ、日本でもROVが産業に活用されていることを知ることができました。また、日本で洋上風車を普及させていくためには漁業者との協力が不可欠で、そのためには養殖業と風車を組み合わせていく必要があるというお話を聞くことができました。養殖業にもROVが役立つのではないかと感じ、ROVの産業利用が今後さらに進んでいくのではないかと思いました。
 次に、ヘリコプター水中脱出訓練HUETでは、当初、呼吸が限られた水中で、冷静さを失ってしまい、ヘリコプターからの脱出に手間取っていました。しかし、訓練を続けるうち、落ち着いて行動できるようになりました。この経験から緊急時には落ち着いて行動することが、自身の生存率を上げることに繋がるということを身をもって学ぶことができました。
また、浮体式洋上風車の見学では、船で接近し、間近で見学をすることができました。
 セミナー1日目に洋上風車についての講義を受けており、洋上風車が傾いて設計されていることは知っていました。しかし、それを実物で確認できたことは、洋上風車に関わった現場の方のみ経験できる貴重な体験でした。また、風車は騒音が大きいという印象でしたが、とても静かだったことに驚きました。
 今回、様々な経験をさせていただき、今後、浮体式洋上風車がさらに普及していくと感じました。そのため、将来、日本の海洋開発に貢献したいという思いが一層強くなりました。



川村 大和 東京海洋大学(学部4年)
 私は現在大学でROVに関する研究を行っています。そして、将来日本でROVが産業として発展していくのは海洋開発の分野であると考えています。そのため実際の海洋開発の現場をみて学びたいと考え、今回の現場体験セミナーに参加させていただきました。
 OPITO認証HUET(ヘリコプター水中脱出訓練)コースでは浸水したヘリコプターから脱出する訓練を行いました。水中に沈んだヘリコプターが回転したとき、窓が開いていないときなど6パターンの脱出訓練を行いました。脱出の際には落ち着いて行動することが大事だったのですが、訓練であっても水に浸かると少し焦ってしまいました。今回だけでなく多くの訓練を行うことで、実際の時には落ち着いて行動できるのだろうと思い、訓練の大事さを感じました。
 洋上風車洋上風車の見学については、見学の前に九州大学の宇都宮先生による講義、見学の後には長崎大学の織田先生による講義があり、知識をより深めるためのプログラムが組まれていました。講義では洋上風力発電についての基礎的なことから、施工方法やROVの活用についても聞くことができました。
見学は水上タクシー(小型船)に乗り洋上風車の近くまで行きました。現場に到着したときには風は弱くなっており、風車は停止状態になっていました。しかし、暫くすると羽の角度が変わり、まわっている風車を間近で見ることができました。晴天の中、波のない穏やかな気候で停止時の風車、稼動時の風車の両方を同時に間近で見ることができたのは幸運でした。
洋上風車は漁場にもなっていて、多くの生物がすんでいると聞いていました。実際に水中の映像を見せていただいたところ、洋上風車の周りは想像以上に多くの魚がいました。海洋開発をする際には漁労者との関係性が大事であり、理解と協力を得ているよい例になっていました。五島が洋上風力発電の先駆けとなることで、これから全国に多くの洋上風車を作っていくことが現実として可能だとわかりました。
 今回短い期間でしたが、多くの貴重な経験をさせていただきました。本セミナーで学んだことや体験したことを生かしていけるように、これからも努力していきたいと思います。


衣川 公一朗 大阪大学(修士1年)
 今回のセミナーでは普段では体験できないような非常に貴重な体験をさせて頂きました。
私が特に印象に残っている内容は日本サバイバルトレーニングセンターで行ったOPITO認証HUTEコースの受講です。ここでは緊急時のヘリコプターからの脱出訓練を行いました。訓練を受ける前は水中でも自分ならそれほどパニックにならずに行動できると思っていましたが、実際に頭の上まで水につかってしまうと視界も悪く、特に息を止めている時は苦しさのあまり次に自分がどの行動をすべきかが分からなくなってしまうことがありました。でも、何回も繰り返していくうちに最終的には水中でも落ち着いて行動することができました。経験しているのと、していないでは実際に事故が起こってしまった場合の生存率が大きく変わるので今回ここで得た経験を後発揮できるように活かしていきたいです。
 また、今回のセミナーでは洋上風車の見学も行いました。私の所属する研究室では洋上風力発電の研究を行っていることもあり、実際に現場を通してその仕組みなどを理解することができ大変光栄でした。海に囲まれている日本には洋上風力発電がさらに根付いていくものと思われますが、その一方で地元の人々の反対などこれから解決していかなければいけない問題もあると感じられました。
 最後に今回このセミナーを開催してくださった日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムの方々、それをサポートしてくださった関係者の皆様、貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございました。このセミナーで培った経験を今後に活かしていきたいと思います。


木村 英雅 東京海洋大学(学部4年)
 今回サバイバルトレーニングに参加して、主に三つほど印象に残ることが有りました。
 まず、一つ目はヘリコプターからの脱出訓練です。
今回の講義以外でヘリコプターについて説明を受けることがなく、聞くもの全てが初めてでした。
講義の内容は主にヘリコプターの構造的特性や、乗降法、墜落時にどのように脱出するのかを学びました。
特に墜落時の脱出訓練においては最悪の場合を含め、想定される状況を6回に分け、複数回やりました。実習では説明を受けていた為落ち着て行動が出来ましたが、もし説明を受けずに事故が起きてしまった場合はパニックになっていたと思います。なので、今回のサバイバルトレーニングに参加出来てとても良かったです。
 二つ目は、洋上風力発電です
今回のプログラムはヘリコプターの講義・実習に加えて洋上風力発電に関する講義も充実していました。洋上において有利となる施工法や、設計等を学び、実際に現場も交えながら見学が出来ました。特に洋上風力発電に関しては発電時の騒音が大きいと聞いていましたが、今回のプログラムを通じて良い意味で裏切られました。
 三つめは、洋上風力発電を運ぶ「FLOAT RAISER」の大きさに驚きました。
「FLOAT RAISER」のパラストポンプは200KW近く有り、かなり出力が大きいと思いました。私は乗船実習で「青雲丸」に乗っていたのですが、「青雲丸」のスラスタ用のポンプが600KW近くであり、そのスラスタを回すためだけに発電機を並列運転にさせます。そのようなことを踏まえると大変出力が大きいものを積んでいるのだと驚きました。
総じて、今回のサバイバルトレーニングではとても良い経験が出来たと思います。




工藤 由芽子 北海道大学(修士1年)
 この現場体験セミナーの内容は私の大学院での専攻とは異なりますが、海洋開発に興味があり参加させていただきました。海洋開発分野について知識の少ない私でも、詳しく理解することができる満足度の高いセミナーでした。
 OPITO認証HUETコースではまず、座学により過去の事故について知り、訓練の重要性を学びました。その後、転覆した擬似ヘリコプターから脱出するという安全訓練を行いました。内容は、不時着時の安全姿勢やヘリコプターの窓の外し方など、実際に訓練を受けないとわからないことだらけでした。この訓練のおかげで、水中でも慌てずヘリコプターから脱出するための冷静さを身に付けることができました。
 風力発電には、騒音や生態系への影響がありそう、という先入観がありました。しかし、講義を聴いたり実際に浮体式洋上風車を見学したりすることで、風車はその水域の生態系に馴染んでおり、羽が風を切る音しか聞こえず、有益なものであることがわかりました。今後浮体式洋上風力発電が世界的に普及するために、今回のセミナーで学んだ利点を周りに伝えていきたいと思いました。
 また、日本各地から大学生が参加しており、研究について話をしたり行動を共にしたりすることで仲良くなることができました。海洋開発に関して貴重な経験を積めるだけではなく、全国に同年代との繋がりを作ることができる素晴らしいセミナーでした。


香西 克樹 大阪大学(修士1年)
 今回のセミナーは非常に有意義なものであり、他では経験することができない貴重なものだったように感じました。セミナーの中で印象に残ったのは以下の2点です。
<OPITO認証HUETコース>
OPITO認証HUETコースでは緊急時のヘリコプターからの脱出訓練を行いました。水中での転覆時を想定した訓練はかなり過酷なものでした。しかし、その恐怖を訓練で経験することで、実際の緊急時の対応が大きく変わってくると思いました。
<洋上風車見学>
 大学院の講義では海洋開発に関するものが多いです。その中でも私は洋上風力発電に興味を持っていました。そして今回のセミナーに参加した決め手は、洋上風車の見学でした。実際に風車を見て直感したことは、想像以上に大きかったこと、音がほとんどしなかったことです。見学するだけでなく、事前に講義を行っていただいたおかげで、日本の風力発電の現状とどのような技術発展を目指しているかなど、基礎的なことから発展的なことまで丁寧に学べました。
 上記以外にもたくさん貴重な経験ができました。これらの経験から自分も将来、海洋開発に携わる技術者になりたいと改めて思いました。最後に今回のセミナーの関係者の皆様に心より御礼申し上げます。


信太 大節 秋田大学(修士1年)
 メーデー!メーデー!メーデー!機内に轟く機長の声。数秒後には着水、時としてシートに括りつけられた身体は水中で天地が逆転する。訓練とは知りながらも水中では人間はなかなか冷静では居られない。これがもしも洋上を往くヘリコプターの機内での出来事だったならば・・・。
 近年海洋開発の発展とともに人々が洋上をヘリコプターで移動する機会は大幅に増えている。それは同時に海で遭難するリスクをもたらす。HUETの訓練は海洋開発の支援体制について思いを馳せると共に、オペレーションの現場に従事した際のイメージを形成することができた。また、海上の過酷な環境や洋上飛行するヘリコプターの潜在的な危険性を知ることができ、新たな着眼が養われた素晴らしい経験だった。
 洋上風力については、講義と見学により多角的な視点で学ぶことができ大変興味深かった。技術的な概要、ビジネスとしてのアプローチ、エンジニアリングの話題、そして実際に洋上風力発電施設を見学し五感で体感。洋上風力に対する認識が急速に具体的なものへと改められた。
 最後にこのような機会を用意してくださった関係各所の皆様方と、2日間という短い間ではありましたが共に学びあった仲間たちに心より感謝申し上げます。




高垣 昂佑 大阪大学(修士1年)
 かねてより興味のあった洋上風力発電の現場を体感すべく、7/14からの2日間、OPITO認証HUETコース受講、洋上風車「はえんかぜ」等見学に参加しました。
【OPITO認証HUETコース】
 日本サバイバルトレーニングセンターにて、不時着したヘリコプターから脱出する訓練を受けました。座学の講義で想像していたのと違い、水中では恐怖と焦りに支配されることを実感。けれど練習を重ねるごとに少しずつ状況に対応できるようになり、体験の重要性を思い知りました。今の自分なら、もし実際にヘリコプター転覆の状況に遭遇しても落ち着いて対処できるはずです。
【洋上風車「はえんかぜ」等見学】
 このセミナーのメインテーマである洋上風車の見学です。前日に技術的側面からの講義があり、十分な予備知識をもって実機見学に臨むことができました。意外なほどにデメリットが少ないな、というのが正直な感想です。洋上ならではのトラブルが相次いでメンテナンスが大変だと勝手に想像していましたが、想像よりはるかに丈夫でした。さらに、戸田建設様のご厚意により燃料電池船とスパッド台船FLOAT RAISERの見学を取り入れていただき、最先端の技術や風車量産に向けた取り組みに触れました。 またこれら以外にも、全国の学生との交流、五島列島の豊かな自然、頬がとろける海の幸など、五感すべてで楽しめるセミナーでした。日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムをはじめ今回お世話になった全ての方々、貴重で意義ある機会をいただき、本当にありがとうございました。


辻 拓未 神戸大学(修士1年)
 以前から洋上風力発電について大変興味があり、こちらの現場体験セミナーに参加させていただきました。しかし、最初に私を待ち受けていたのはOPITO認証HUETコースでした。絶叫マシンが大の苦手な私にとって、ローリングしながら水中に潜っていく訓練は恐怖そのものでした。幸いにも大変優しくユーモアたっぷりのインストラクターの方々が近くにいてくださったので、無事に訓練を修了することができました。馴れない緊急の状況下では私のような人間は間違いなくパニックになってしまうため、緊急時に向けた訓練がいかに大切かを学ぶ貴重な体験になりました。
 楽しみにしていた浮体式洋上風力発電施設の見学は、私の期待をはるかに上回るものでした。基本的に運のない私ですが、当日は天気も良く風があまり吹いていなかったにもかかわらず、実際に発電をしている風車を見ることができました。風車の近くに行くと風を切る音が聞こえ、その規模の大きさには圧倒されました。今後、日本においてさらに大きな風車で大規模なウィンドファームが建設されるところを見てみたいと強く思いました。また、風車の建設に携わった方々のお話を聞くことができ、自分も洋上風力発電の開発に関わっていきたいと考えました。  全体を通じて、普段では決してできない貴重な体験や見学ができることに加え、様々な大学のメンバーと楽しく過ごすこともでき、大変有意義な時間を過ごすことができました。


鶴見 悠太郎 大阪府立大学(学部3年)
 今回のセミナーには普段大学の講義で学んでいる海洋工学がどのように活かされているのかを実際に目にしたく参加させていただきました。
OPITO認証HUETコースの訓練は想像していたよりも迫力のあるものでした。運動神経には自信がありましたが、体を固定されたまま頭まで水に沈められ頭が真っ白になる瞬間もありました。しかし何回か訓練を重ねていくうちに、落ち着いて手順通りに脱出することを習得することができました。
 洋上風力発電の講義では学部3年生でまだまだ専門知識を持たない私にとって、どれも新鮮なことばかりでした。特に私の中で安定して電力が得られないイメージがあった風力発電は実際にはそうではないこと、漁業にマイナスの影響どころか逆に魚礁になり生態系を豊かにしていることなど驚くことばかりでした。さらに見学では講義で聞いた大きさの数字以上の大きさに圧倒されるとともに、その静けさにもまた驚かされました。
 また他の大学の学生との交流を通して、みなさんがどのような研究を行っているのかを知ることができ、来年にある研究室配属にとても参考となるものでした。
2日間という短い日程でしたが、とても濃く刺激的な時間でした。今回学んだ内容をしっかりと吸収して、今後の大学での研究で発展させていきたいと思います。このような貴重な機会を提供していただき本当にありがとうございました。


松村 哲太 東京海洋大学(学部4年)
 7月14日から15日にかけて、サバイバルトレーニングおよび洋上風力発電施設見学の現場体験セミナーに参加させていただきました。今回のセミナーで体験したことすべてが初めての経験で、とても刺激的な2日間でした。特に初日のサバイバルトレーニングは印象的で、呼吸が苦しくなっていく恐怖、脱出した時の安心感、今でも忘れることができません。ヘリコプターが海上に墜落した場合を想定した脱出訓練を行いました。訓練前、自分がどれだけ息を止めていられるか測ってみると、だいたい1分30秒くらいでした。しかし、実際に訓練が始まると、水に沈んでから10数秒で息が苦しくなり、思わずフライングして外へ出てしまいました。恐怖や水圧、鼻から入ってくる水など、さまざまな要因によって陸上よりも息を止めておくことが困難であること、身をもって体感できました。その後、何度か訓練を重ねていく中で、一度目を閉じて心を落ち着かせることで呼吸が楽になると気づきました。今回の研修では、何か問題が発生しても落ち着いて冷静に対処することが重要であることを学ぶことができました。
 今後の人生でヘリコプターから脱出する機会はないかもしれませんが、車の運転などで事故を起こしそうになった時、このセミナーを思い出して、まずは心を落ち着かせるようにしていこうと思います。


松本 恭典 大阪大学(学部4年)
 福岡と長崎で過ごした2日間は非常に内容が濃く、面白いものでした。
 1日目に戸畑で受講したサバイバルトレーニングはかなり頑張りました。私はもともと水中に対して恐怖心を持っていたため、この訓練を受ける前はすごく怖かったですが、講師の方の丁寧な指導とともに演習を受ける仲間の励ましによりなんとかやり遂げることができました。今ではこの経験が水中への恐怖心を和らげてくれて少し自信がついていると思います。  2日目の洋上風車見学と織田先生の講義は非常に面白かったです。間近で見る洋上風車の迫力はすこし恐怖心を抱くほどでした。しかし、洋上にこんなにも巨大な構造物を造るということにすごくロマンを感じました。また、織田先生は非常に熱く講義されており、長年第一線で活躍してきている方の講義でしたのでそのお話に引き込まれました。洋上風力の現状とこれからの展望について詳しく知ることができました。健康を第一にしていらっしゃるらしい織田先生にはこれからも第一線で活躍していただきたいです。  また、今回のセミナーには様々な大学、様々な学科から海洋開発に興味がある学生が集まっており、様々な観点からの海洋開発に関する話ができたことも非常に面白かったです。自分の大学で学んでいないことや知らなかったことなど面白い話を聞くことができました。
このようなセミナーを企画、運営していただいた日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムの方々には感謝しています。ありがとうございました。


森木 和哉 大阪大学(修士1年)
 私は普段教室では学べないような事を学びたいという意思から本セミナーに参加しました。様々な海洋開発に関する疑問をもって本セミナーに参加しましたが、そのほとんどに対し大きな理解を得る事が出来ました。特に洋上風力発電見学では船を出していただき、近くで見学する事ができ、室内にいるだけでは分からない事を多く知る事が出来ました。また普段では聞けないようなお話を企業の方や大学の教授の方から聞くことができとても良い経験が出来たと考えております。 さらに一緒に見学をしたメンバーは様々な分野からきており、学科ごとの違った意見多く聞け、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。
 最後に、本セミナーでお世話になった、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム、企業の方々及び一緒に見学したメンバーに深くお礼申しあげます。



【問い合わせ】
〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局
TEL: (03) 6229-2611 / FAX (03) 6229-2626
E-mail: ocean_innovator@ps.nippon-foundation.or.jp




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