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2018/3/22
【開催報告】
2018年3月3日(土)-4日(日)開催 地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!


「ちきゅう」(提供:JAMSTEC) 


【目的】
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発人材の育成のため、海洋開発に関連する講義と現場視察を組み合わせたセミナー等を実施しています。
今回のセミナーで、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の保有する、人類史上初めてマントルや巨大地震発生域への大深度掘削を可能にする地球深部探査船「ちきゅう」を活用した研究や、掘削を支える技術を講義と見学両方から学び、理解を深めることを目的として実施します。

【主催】
 日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム

【特別協力】
海洋研究開発機構(JAMSTEC)

【実施期間】
2018年3月3日(土)-4日(日)※1泊2日

【開催場所】
静岡県 清水港

【対象者】
将来日本において海洋開発に携わる意思のある、関連する技術を学ぶ日本国籍を有する大学生、大学院生




【プログラム】
3月3日(土)
10:20 JR清水駅東口に集合・バスで移動
参考:東京駅から8:26発「こだま639号」に乗り静岡駅乗り換えで清水駅に10:15に到着します
10:55 「ちきゅう」乗船
11:00-12:15 安全講習
12:15-13:00 昼食
13:30-14:15 イントロダクション
14:15-15:15 講義:海洋掘削概論
講師:
15:15-17:15 見学:リグフロア、デリック
17:15-18:15 夕食
19:00-22:00 サイエンスカフェ
JAMSTEC研究者と参加学生との交流タイム
3月4日(日)
5:00-7:00 朝食
7:00-8:00 講義:「ちきゅう」の技術紹介
8:00-11:15 見学:ムーンプール、ライザーパイプ、機関室、岸壁
11:15-12:15 昼食
12:15-15:00 見学:船橋、ヘリデッキ、ラボ
15:00-16:00 質疑応答、修了式
履修証明書を授与します
16:00 「ちきゅう」下船・バスで移動
16:30 JR清水駅前解散


  • 集合写真1
  • 集合写真2


阿部 達朗(早稲田大学 学部3年)
今回私がちきゅうセミナーに参加したのは、自身の大学の研究分野である大深水油田における掘削および坑井設計について、さらなる知識を得ることが目的でした。このセミナーの二日間の内容としては、JAMSTECをはじめとするちきゅうでの研究開発にかかわる企業の方々の講義、船内見学、グループディスカッション形式のサイエンスカフェと盛りだくさんでした。特に私が印象深かったのは、掘削時に使用する泥水の循環システム「ライザーシステム」です。油ガス開発における岩盤掘削時に、坑内に堀くずが堆積しないようにドリルビットから泥水を噴出させながら掘削を行うことは、大学ですでに学んでいましたが、この泥水は比較的高価であることから、ちきゅうでは、海底掘削時に使用した泥水をライザーパイプを通して再び船へ戻し再利用する環システムが存在することを初めて知りました。また、このライザーパイプには、使用する深度によってパイプの厚さを変えてあったり、激しい潮流によるパイプの振動を抑えるためのフィンなどの工夫が施されていることを知り、世界トップレベルの海底掘削技術の高度さに感嘆しました。また、船内で一泊することができたことは大変有意義でありました。ちきゅうには、多様な文化を持つ方たちが、交代制というさまざま時間帯で生活していることから、ひとりひとりを理解し、尊重した生活を送ることが重要であることを2日間で学ぶことができ、このことは、自分が今後、海外の方たちと仕事をする上で活かされると感じました。
天野 翠(広島大学 学部3年)
 私にとって、「ちきゅう」という船は小学生の頃から憧れの船でした。ちきゅうに関する情報を本や雑誌から集めたり、ペーパークラフトを作ったり、といつかこの「ちきゅう」に乗船することを夢見ていました。そんな私にとって、ちきゅうに乗船して1泊2日でちきゅう船内をじっくり見学できたり講義を受けたりできるこのセミナーは夢のような企画であり、合格通知が来た時、飛び上がって思わずガッツポーズをしたことを覚えています。  私は現在、大学で地球科学を学んでいます。そのため大学の講義で「ちきゅう」の果たす役割や研究成果について触れる機会はありますが、工学的な側面については詳しく知りません。このセミナーでは、理学的な研究成果だけでなく工学的な研究成果についても講義・見学が行われたため、私にとっては新たな発見や気付きが多くありました。ちきゅうにどんな先進的な技術が使われているのか、コアを採取するためにどんな技術開発が行われているのか、といった工学的な部分について学べたことは、確実に自分の視野を広げることに繋がったと思いますし、このセミナーに参加したことで初めて得られた貴重な体験となったと思います。また、全国各地から集まった様々なバックグラウンドを持つ学生と交流できたことも自分にとって貴重な経験でした。普段の大学生活は理学部の学生と交流することが主ですが、本セミナーでは工学部の学生が多く参加しており、海洋開発などの自分の知らなかった世界をたくさん知ることができました。
 最後に、このセミナーに参加させていただき、このような貴重な経験を多くできたことに、多くの皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございました。
犬塚 秀世(九州大学 修士1年)
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムが主催する、地球深部探査船「ちきゅう」についてのセミナーに参加しました。今回のセミナーは、「ちきゅう」の技術や研究に関する講義を受け、「ちきゅう」各部を見学し、さらに「ちきゅう」に一泊して船内生活を体験するという、まさに「ちきゅう」を知りつくすセミナーでした。私が特に印象深く感じたのは、「ちきゅう」の研究設備、そしてそこで行われている研究です。採掘したコアを検査するCTスキャンや、磁気を計測する装置、動揺する船上でも質量を正確に測定できる秤や、微生物検査用のドラフトなど、様々な研究設備が備えられ、「ちきゅう」はまさに海の上の研究所でした。掘削の目的としても、東日本大震災時に発生した断層のズレの調査や、海底下の微生物の調査、さらには未だ人類の誰も手にしたことのない、マントルの掘削により地球の歴史の謎を解くという、聞いているだけでわくわくするようなものばかりでした。今回のセミナーを通して、これまであまり知らなかった、生物学や地質学の分野にも大変興味がわいてきました。さらに、「ちきゅう」におけるこれらの研究を遂行するための、様々な職務の方々の高度な連携も、とても印象に残りました。位置保持のための信頼性の高いDPSや、「ちきゅう」にしか搭載されていない軽量で高性能なエンジンといった、世界最高クラスの設備を持つ掘削船を動かすためには、船の運用・掘削作業・研究やそのサポートといった多くの業務があり、それぞれがお互いを信頼し仕事に集中することで、ひとつの目的に向かって連携が生まれるということを感じました。今回のセミナーは、海洋掘削・深部探査に関する技術や知識、そして任務を遂行する上でのチームワークの重要性といった、多くのことを学ぶことができました。このような貴重な機会を用意してくださった、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム、そしてJAMSTECの方々に心より感謝申しあげます。
今井 せいら(横浜国立大学 学部4年)
 私は大学で海洋開発に関する分野を専攻しており、将来もこの分野で働きたいと考えています。海底掘削、地質調査、海底資源開発、地震・津波の研究、生命起源の研究など様々な分野において欠かすことのできない最先端の現場である地球深部探査船「ちきゅう」を見学することで、今後の自分の研究をより深めたり、海洋開発の分野で働くことのイメージを掴んだりすることができると思いこのセミナーに参加しました。セミナーでは、ブリッジや掘削装置、ヘリポートなど目立った設備だけでなく、マッド(掘削泥)の循環設備やライザー管関連設備、研究区画などちきゅうの深部まで見学することができとても興味深かったです。また、講義では「ちきゅう」の仕様や技術・研究紹介だけでなく、様々な立場でちきゅうの運行・掘削・研究に関わる方々がそれぞれの仕事紹介をしてくださり、「ちきゅう」ではどのような仕事が必要とされていてどのように連携が取られているのか学ぶことができました。サイエンスカフェでは出題されたクイズについて学生同士で意見を出し合ったり職員の方々にも協力していただいて議論をしたり、多くの参加者と濃密な交流をすることができました。さらに、船内に宿泊することで寝食や避難訓練などちきゅうでの生活の一端に触れることもできとても貴重な体験でした。見学、講義、交流、宿泊などセミナーの多彩なプログラムを通じてちきゅうの魅力、海洋開発の魅力を沢山感じ、自分が海洋開発の中でも特に何に何故興味を持っているのかを深く追求するきっかけとなったことで、将来海洋開発のどのような分野に携わりたいのか明確なイメージを持つことができました。今後はこのセミナーで学んだこと、考えたことをさらに掘り下げて研究を進めていきたいです。
植西 翔也(東京海洋大学 学部4年)
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムが主催して下さいました二日間のちきゅう見学ツアーでは、主に船内の電力融通についての理解を深めることとリグフロアの見学を楽しみに参加させて頂きました。結果としてはそれ以外にも様々な発見があり、「ちきゅう」に来なければわからないことをツアーを通して学ぶことが出来ました。 一番印象的だったことは船内にいる方々がとてもパワフルかつ情熱的で仕事に誇りをもっていらっしゃったことです。このことは世界で初めてのことに挑戦するためには絶対的に必要なことなのだと感じました。またこのツアー内では船内を歩き回り色々な機器や制御、プラントとしての挙動に関しての説明を聞いて、その場で質問できる環境がありました。そのため馴染みのない機器やドリルシップ特有の仕組みについても理解を深めることが出来ました。さらに普段は馴染みのない生物や磁気に関しての研究もちきゅうは行っており、自分の興味の幅も広がったように思います。この二日間を通して海が持っている可能性について、再度考えさせられました。同時に現状ではそれを利用出来るような技術の確立や日本人技術者の数がまだ発展途上であることも認識出来ました。将来日本がより海を上手に使い、豊かになっていけたらと思います。
梅原 弘平(福井大学 学部3年)
 今回のセミナーは、インターネットで募集していたものを偶然見かけ、高校生のときに見学した「ちきゅう」を改めて知りたいと考え応募しました。また大学3年生となり、周りの友人が就職活動を始めている様子を見て、進学予定でまだ気楽な気分であった私も就職を身近に感じ始めたところであり、海洋開発業界について学びたいとも思っておりました。  実際にセミナーに参加した2日間は、「ちきゅう」と海洋開発業務を深く知ることのできるプログラムにより、非常に充実したものとなりました。「ちきゅう」船内の見学は、私自身は高校生のときにも経験しておりました。しかし今回は、そのときには見学できなかった機関室やドリラーズハウス、ムーンプールを直に見た上で詳しい説明を伺うことができました。このことと、大学で機械工学を学んできた経験が、「ちきゅう」に関する知識をさらに深めることにつながりました。期間内に複数回行われた講義では、海洋開発業務や「ちきゅう」での研究活動などについて、実際に携わっている講師の方々から多くのお話を伺うことができました。機械工学を専攻とする私には難しい内容もありましたが、特に海洋掘削業務のお話はとても新鮮で、海洋開発分野への興味が高まりました。他にもサイエンスカフェや「ちきゅう」での宿泊など、今回のセミナーでは多くの貴重な経験をすることができました。中でも私にとって、海洋開発という新しい分野を知ることができた点は非常に大きな成果であり、この先の大学院での研究や就職活動に生かしていきたいと考えます。
金島 安洋(早稲田大学 学部2年)
 今回私は、地球深部探査船「ちきゅう」に実際に乗り込み、海底下の情報を得るための工夫が施された様々な器具、船内を見学し、知識を深める趣旨でこのセミナーに参加させて頂きました。専門的な知識はあまりなく、「ちきゅう」についての概要を理解するに留まっていましたが、今回のセミナーを通してその理解は深まりました。自分の将来の職業については海洋下にある資源探査、主に石油に関する事業に携わりたいと考えており、「ちきゅう」船内を実際に見て見学することでその興味はより大きなものとなりました。そして船内で宿泊するという貴重な体験をさせていただき、実際に乗組員がどのような環境下で作業を行っているのかを実体験することができました。通常のセミナーでは得られない、実際に海洋探査を行っている船に乗って講義を受け、見学ができるという点で大きなメリットがあり、自分にとって大変貴重な体験となりました。そして見学内容はラボやリグフロア、機関室やシェールシェーカーに至るまで、通常の見学会でも行くことのできないような場所にまで足を運び、自分の目で見ることができました。すべての器具、機械が巨大で、ただただ驚くばかりでした。私が今回のセミナーで一番感動したのは、海底下7000メートルまでライザーパイプをつなげ、将来はマントルへのアプローチを目指している「ちきゅう」と、その乗組員の方々の熱い想いを講義を通して学んだ時でした。地上から全く見ることができない海底を、様々な器具を利用し探査する。そこには地球の過去の姿を理解し生命誕生の秘密が明らかになるかもしれないというロマンがあります。講義を受けながら自分はその姿に感銘を受けました。今はまだ専門的な知識はなくとも、将来海洋に関する研究や仕事を行っていきたいと、このセミナーと通して思えました。
勘角 真依(大阪府立大学 学部3年)
 今回セミナーに参加させていただき、地球深海部探査船「ちきゅう」についてたくさんのことを知ることができました。講義で知識を身につけるだけでなく、実際に「ちきゅう」を自分の目で見学することや、サイエンスカフェでは自分たちで考えることで理解が深まりました。講義では実際に改訂を採掘する技術や「ちきゅう」研究、実際に「ちきゅう」で働かれている方の生活などを知ることができとても興味深かったです。特に海底を採掘することは、想像していた以上に多くの人の様々な仕事により支えられているのだということを知り驚きました。船内見学では今まで見たことのなかっ採掘設備を見学でき、とても面白かったです。私はもともと船が好きでその中でも採掘船は特に興味がありましたが、これまで写真や映画などでしか見たことがなかったので今回実際に「ちきゅう」に乗って見学することができ、そのスケールの大きさや技術に感動しました。サイエンスカフェではグループに分かれてクイズ形式で「ちきゅう」について自分たちで考えて発表することで、得た知識に対する理解がさらに深まったように思いました。また、グループで話し合うことや他のグループの発表を聞くことで皆の表現力の高さに驚かされました。講義や見学、サイエンスカフェを通して、実に海洋開発の現場で働いておられる方々のお話を聞くことができ、これまで遠い存在のように思えていた海洋開発を現実のものとして捉える一歩を踏み出せたように思えます。今回のセミナーでは様々な大学からの参加者がおり、専門分野もそれぞれで刺激を受けました。私はこのセミナーの参加者はみんな学ぶことに対してとても意欲的でその学ぼうという姿勢がとても素敵だと感じました。また、知識もたくさん持っていて自分の知識不足を再認識しました。これから、今まで以上に積極的にたくさんのこと学んで吸収していこうと思います。今回このセミナーに参加させていただいたことで、海洋開発への興味が今まで以上に強くなりました。今後の学生生活や将来を考えていく上でも今回の経験は自分にとって大きな糧になるものであると思います。最後になりましたが、このような素敵なセミナーを開催してくださった関係者の皆様、丁寧でわかりやすい講義や質問対応をしてくださった実際に海洋開発の現場で働かれている皆様に感謝の意を示します。本当にありがとうございました。
齊藤 創佑(早稲田大学 学部3年)
 私は海洋開発(石油開発)にとても関心があり、メタンハイドレートの生産試験等に用いられている地球深部探査船「ちきゅう」に乗ってみたいと思っていました。そんな中、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムさん主催の「ちきゅう」船内が見学できるというイベントを発見し、滅多にないとても良いチャンスだと思い、参加させて頂きました。 バスから地球深部探査船「ちきゅう」を目の当たりにしましたが、想像していたよりはるかに大きいというのが第一印象でした。海洋開発のスケールの大きさは大学の講義等で感じていましたが、実際に自分の目で掘削船ちきゅうを見て、海洋開発のスケールの大きさを実感することができました。 そして、船内に入ると実験装置、定点保持システム、エンジン、掘削機器、泥水循環システムなどの見学を行いました。このように、様々な分野の学問が総合的にフル活用されている船内であるがゆえに、安全に海洋開発の操業を行うことができるのだと感じました。また、海洋開発のスケールの大きさはもちろんですが、様々な分野のエンジニアが協力することでやっと地球というダイナミックな相手と勝負ができるという意味で海洋開発に携わる人員(船内のエンジニア以外も含める)の規模も大きいと船内見学において実感しました。 今回の地球深部探査船「ちきゅう」の見学を通して、自分も海洋(石油)開発のエンジニアとして仕事をしたいという気持ちが高まりました。今回の経験を今後の活動に活かしていきたいと思います。
坂田 寛明(東京海洋大学 学部2年)
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムのご支援により、地球深部探査船「ちきゅう」に乗船し、掘削や海洋開発について学ぶセミナーに参加させていただきました。 大学では海洋という分野に重きを置いて、船舶や内燃機関などを中心に学んでいるため、掘削や海洋開発について学ぶ機会が少ないのですが。 私は海洋掘削に興味があり、将来的に掘削関連に携わるにはどのような職業があるのか、またそれがどのような内容なのかについて詳しく知り、普段の生活で観ることのない現場を実際に見学して掘削のイメージができるようになりたいと思い応募しました。 実際にセミナーを終えての感想としては、JAMSTECの職員の方々や他大学の学生の方々のお話を聴くことができ、とても有意義な2日間でした。また現場を見て海洋掘削に技術者として従事したいと思う気持ちが増しました。セミナーを通じた貴重な体験を今後の大学生活や就職活動で活かしていけるように努力していきたいと思いました。 最後にお忙しい中貴重なご指導をしてくださったJAMSTECの皆様方並びにセミナーを開催してくださった日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムの皆様に感謝しております。 ありがとうございました。
嶋田 有希大(九州大学 学部2年)
 今回のセミナーには、海洋開発に関する知識を深めるとともに、海洋掘削船である「ちきゅう」に興味があり、それに乗船して生活するということが魅力的であったので参加した。実際に参加すると、講義だけでなく、船内見学や、参加者との議論や発表など、座学だけでは決して得られない知識や経験を多く得ることが出来た。セミナーで特に印象に残ったことは、船内見学だ。実際に船内を歩き、説明を聞くことで、装置や実験室に施されている工夫やその運用方法、機材や船の大きさなどを肌で感じ取ることが出来た。その中でもライザーパイプの大きさや運用方法、それに施されている工は驚くことが多かった。普段の座学だけでは疑問に思わないようなことも、船内見学ではそれらが生じ、「ちきゅう」の技術的な面やそれ以外の観点に関するものなど、多くの知識を身に着けることが出来た。船内見学の前に「ちきゅう」に関する講義を聞いていることも相まって、「ちきゅう」の技術やその構造についての理解が非常に深まった。また、つなぎやヘルメット、安全靴などをつけて船内を歩くという貴重な経験を得ることが出来た。船内見学以外では、「ちきゅう」に乗っている研究者や技術者の仕事についての講義も印象に残っている。技術者や研究者の仕事に関して知る機会がほとんどなかったため、それらの職業に対する具体的な知識やイメージすら無かった。しかし、講義を通してそれらを知ることができ、また研究者になった経緯や、船内で働くことの実体験を聞くことで、今後の進路や就職先などについて考える材料が増えた。セミナーを終えて、当初の参加する目的の多くを達成しただけでなく、それ以上の成果があった。座学だけだはなく、自分の目で見て考えることの重要性を痛感した。今回のセミナーで得た知識や経験を糧として、今後の学習や進路などに活かしていきたい。
髙橋 大貴(東海大学 学部3年)
講義について
 座学の講義とクイズ形式の講義と船内を見学し、地球深部探査船「ちきゅう」を自分の目で見ることで外見では絶対に学ぶことのできないディープな部分まで学習することが出来た。
グループワークについて
 1日目の夕食後にサイエンスカフェと題して、抽選で抽出した5人程度の班に分かれグループ内で問題に対して討論し、サイエンスカフェに参加していただいた現場で働いている方も交えちきゅうがどのような科学掘削を行なっているのか、科学掘削をするために様々な装置や技術を学ぶことが出来た。グループで行うことで自分では気づかないことに気づくことができた。また、全員が必ず一度は発表する場があり、中には外国人の乗組員の方との交流や、その交流を通して自分たちで考えた英語で発表していて、学生の勉強になる部分が非常に多かった。
船内見学について
 今回でちきゅうに乗船するのは二度目でしたが、一度目に乗船した時にはラボやブリッジなどは見学する機会はありましたが、シェールシェーカーやマッドポンプなどなかなか一般の人が見学はなかったので今回のセミナーに参加した学生はこれ以上ない良い経験ができたと思いました。
船内の宿泊について
 普段の生活では味わえないような経験を一泊二日を通して、これからの学生生活や社会に出る上で本当に貴重な経験が出来ました。理科離れが進んでいると言われている今、このようなセミナーや体験活動を開催することは非常に必要であると思っています。私はマリンギャラリーという展示の説明員を清水の地でしていますが、そこに来られる方々が良く口にされる言葉があって、「ちきゅうは今どこにいるの?」「ちきゅうをもっと側で見学したいんだけどそうい行った催しはないの?」など、一般の人でもやはり毎日見ている「ちきゅう」には非常に興味を示していただいていて、若い学生などの人材育成大事だと思いますが、地域密着といった体験活動や、セミナーをもう少し幅広く経験できる機会があればと感じました。そんな機会の少ないちきゅうの見学や講義、船内での生活を体験した私たちはとても幸運で、今回の経験を生かした職に就いたり、全く違った業界に進んでも「ちきゅう」で過ごした2日間が何かに生かせるはずだと思います。
寺山 隼矢(長岡技術科学大学 学部3年)
 私は幼い頃から宇宙開発というものに興味を持っていました。それは、未知の世界を明らかにするという夢にロマンを感じていたからです。そのため、XPRIZE財団の主催する月面探査レースにも興味を持っていました。それに関連して、同財団の主催する海底探査レースと日本のチームKUROSHIOを知りました。未知の世界を明らかにするというロマンは宇宙も海洋も同じだと考え、私は海洋開発にも興味を持つようになりました。そのような中で、今回の「ちきゅう」における研修を偶然にもSNSで知ることとなり、絶好のチャンスだと思い応募させて頂きました。 「ちきゅう」は日本を代表する探査船です。特にポイントとなる技術は、深さ約7kmもの海底と船体を繋ぎ船上からの制御で掘削できるライザー掘削、海底と繋いだ船体の位置を外力を受けても正確に保つことができる自動船位保持システム(DPS)、海底から回収したコアを研究するための解析技術です。船内見学も主にそれらのポイントを基に実施されました。船橋をはじめとして、ムーンプール、ライザーパイプ、リグフロア、研究室、機関室などなど、奥深い所まで見学させてもらいました。ちきゅう中央にそびえ立つデリックや掘削現場は近くで見るとそのスケールの大きさに圧倒され、その他施設にも様々な工夫が施され関心が湧きました。海底掘削における様々な設備を搭載しノウハウを蓄積した「ちきゅう」は、まさに叡智の結晶だと感じました。研修は船内見学だけではなく、講義や交流会も行われました。講義では「ちきゅう」の技術をはじめとして「ちきゅう」に関わる各組織の紹介もあり、海洋開発について幅広く理解することができました。また、交流会はサイエンスカフェという名で行われました。「ちきゅう」に関わるクイズに、数人の学生グループが船員に質問をしながら協力して解答していくという形式です。参加した学生やちきゅうの船員とも交流できた充実した交流会でした。 この2日間を振り返ると、今回の研修は非常に貴重な体験だったと思います。この体験は将来へ向けて活かしていきたいです。今回の研修を主催した日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム様、そして「ちきゅう」の皆様、2日間本当にありがとうございました。
照井 勇陽(北海道大学 学部4年)
 今回はこのセミナーに参加し、大変貴重な経験をさせて頂きました。地球深部探査船「ちきゅう」については高校生の時から知っていて、今回その「ちきゅう」に乗ることができて長年の夢が叶った気分でした。 初めて地球探査船ちきゅうを見た感想はとにかくでかいの一言に尽きます。そして乗船し、船内生活の注意事項や安全講習を受け2人1組の居室に荷物を置き昼食となります。その昼食が船内のブュッフェ形式でとても豪華でした。食堂は24時間空いていて船の上の生活になっても食事は充実していると感じました。 その後プログラムやJAMSTECについての紹介と参加者の簡単な自己紹介をしてから、海洋開発の仕事内容の紹介とその質疑応答を行いました。質疑応答にも20分の時間を設けられていて気になることはだいたい質問できました。 その後船内見学をし、屋上のヘリデッキやラボの中も見学することができました。ヘリデッキは屋上ということもあり海に出ると周り全てが海に囲まれて爽快感がありそうでした。また、ラボ内では実際に採掘した資料を分析する機器の説明も受けながら見学できるため、実際の仕事のイメージがつきやすかったです。 その後夕食を取りサイエンスカフェの時間となりました。この内容は参加者がいつくつかのグループに分かれ、会場にいる船員にヒントをもらいながらそのグループでクイズに挑戦するというものでした。実際の船員と話せる機会があるのは大変貴重でした。その後自由時間では食堂にいる参加者と打ち解けることができ、普通に過ごしていたら知り合えない他大学の友達まで作ることができました。 2日目は朝6時に起床し、各自食堂で朝食をとり、「ちきゅう」に関する技術の講義を受けて船内見学をしました。2日目の船内見学はポンプ室やコアカッティングエリア、機関室などかなり船の内部の方まで見学することができました。 そして船内最後になる昼食では毎回豪華なブュッフェなのですが、全員によると船内では目玉メニューとなるドライカレーが用意されていました。船内生活における食事面での不安は一切ありませんでした。 最後に「ちきゅう」船上での研究に関する講義を受けて2日間の振り返りをし、自由に質疑応答して終了となりました。船内での貴重な体験、出会えた人、美味しいご飯、この2日間で様々な経験をすることができました。ありがとうございました。
中村 樹晴(東京海洋大学 学部3年)
 2日間、地球深部探査船「ちきゅう」に乗船させていただき、本船の技術と従事している研究活動などについて本セミナーで研修させていただきました。 セミナーでは、大きく分けて講義と船内見学に参加しましたが中でも特に印象に残っているのは船内見学でした。船内見学では、本船を運航する場所である船橋や、船内の推進設備や機器類などに電力を供給するエンジンルーム、さらには掘削船特有であり、掘削する際に使用する特殊な泥水を精製するシェールシェーカーや、掘削機器を海に降下していくドリルフロアなど実に幅広い設備を見学させていただきました。他にも掘削したサンプルを解析する部署などもありました。実際の現場では船橋から研究者まで各部署がそれぞれの役割を果たし、連携しあっています。 私は、船の運航について大学で学んでおりますが、商船の運航では船橋とエンジンルームの連携によって成り立っておりますが、科学掘削船の運用ではさらに連絡系統が複雑化しておりセミナー前に想像してたのと異なり、スケールの大きさを感じました。また、本船の乗組員の方とも、夜のサイエンスカフェで交流する機会を頂き、今まで科学調査のための掘削についてあまり興味がわきませんでしたが、ビジネスとしての石油・ガスの掘削の話だけではなく、科学調査についてのお話(東北沖太平洋地震のメカニズム、将来発生するとみられる南海トラフの地震のメカニズム、調査内容など)も伺い、楽く知識を得ることができました。将来は、海洋開発に就職するかは決まっておりませんが、少なくとも海に関係するお仕事をしたいと考えております。ここで得た知識や経験を活用する機会があれば、積極的に利用させていただき、持続的な海洋の利用をさらに後押しできる人材になりたいと考えております。
 最後になりましたが、ご協力いただいた日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム、JAMSTEC及び「ちきゅう」乗組員の方々に深い感謝を申し上げます。
中村 崚登(神戸大学 修士1年)
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムに支援いただき、地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!プログラムに参加させていただきました。私は普段、大学で船舶や海洋について学んでおり、「ちきゅう」やJAMSTECへの関心は高かったので、今回のプログラムは貴重な経験になりました。夏のサマースクールなどで掘削設備について学びましたが、実物を見学出来たのは初めてであり、スケール感に驚きました。技術的な観点でいえば、地層の圧力や地質などを考慮して、掘削計画を考え、さらにドリルビットの摩耗やVIVやStick-Slipも考慮しなければなりません。海面下は見ることが出来ないので、センサーなどで探知しているそうですが、高い技術力を必要とすることが実感できました。他にもなかなか見ることができない、泥水設備や機関室などを見学でき、有意義でした。大学の実習経験もあり、機関への関心もありますが、今回の見学時間は残念ながら短かったので、また機会があればじっくり見学したいと思います。また「ちきゅう」は理学的な調査を目的としているため、研究設備の見学や、研究者の方から説明を聞くことができ、良い機会となりました。理学的な研究の発展には工学の発展が必要であると感じました。大学などでも、もっと理学部と工学部の距離を縮めて、共同研究ができる体制を作るべきなのかもしれません。今後、そのような機会があれば積極的に参加したいと思います。船内生活では、他大学の学生と交流し、新しいつながりを作るだけでなく、自分自身の知見を広げることができ、大変満足しています。特に大学1年生で参加している方が多く、意識の高さに驚きました。今回のプログラムを通して多くの刺激をいただいたので、今後の研究や就職活動に生かしていきたいです。
濱 明日香(関西大学 学部3年)
 2月7日から日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムに関西大学が加わることになり、海洋についての情報が学内に知れ渡る環境が出来ました。そしてこのたび、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムが主催となって開いてくださった地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!のセミナーに参加することが出来ました.海の産業の魅力を学生に伝えようという熱い思いが感じられる、ハードなタイムスケジュールで2日間充実した時間を過ごせました。 本セミナーで体験したことは,地球深部探査船「ちきゅう」における掘削技術に関する現場研修です、講義・船内見学・サイエンスカフェと実際に「ちきゅう」で働いている人たちに説明していただきながら、疑問に思った点はすぐに質問できる環境になっており、余すことなく理解を深めていくことができました。私が特に、経験になったと感じたことは、サイエンスカフェでのグループ対抗によるクイズです。乗船職員の皆さんにヒントを聞きながら解党を導きだしていというものだったのですが、私の班は外国の方を招いて問題解答に挑戦しました、英語で会話しながら、「ちきゅう」のことを知っていく、ここでしかできない体験でした。同じ班の学生にも刺激を受け、今後の勉学により一層励みたいと思いました。
平川 雅壱(八戸工業大学 学部2年)
 地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!に参加した理由は、私が通う八戸工業大学が国立研究開発法人海洋開発機構jamstecと提携したことにより、jamstec 理事長堀田平様による海洋工学の講義を受講し、詳しく知りたいと思った結果、地球深部探査船「ちきゅう」に乗船でき、なおかつ直接見学及び講義を受けられ文字通り知りつくことが出来ると思い参加いたしました。 今回の船内の見学及び講義において、私が特に重点を置いた箇所は、ライザー掘削システムについてです。私は土木工学を専攻しており、ちきゅうによる海底掘削方法や掘削試料採取に興味を持っており、地上とは違う環境化でどのような方法で行っているのかを、講義において学んだライザー掘削においてBOPと呼ばれる噴出防止装置は重要な役割を果たす装置とライザーパイプを駆使して行われていることや、船内見学時にライザーパイプは色により強度が異なり、水圧が違いにより使い分けているなど、恐らく、インターネットにない情報を聞けたこと、「ちきゅう」船内の見学時に直接解説、掘削時に一定の位置に留まる技術の詳細内容の説明、クイズ方式による他大学と協力して、ちきゅう及び地球科学についてさらに詳しくなれ、他大学との交流による意見交換などのよい刺激あり、収穫はあると私は思っています。 今回の一泊二日の地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!において、学べたのは上記の技術だけでなく、生の現場の様子及び船員の皆さまとの交流により現場の雰囲気を感じ取ることができ、感激したことや、私は、将来海洋開発関係の職に就きたいと思っており、就くためには様々な課題を見つけられたのが、今回の大きな収穫だと私は思っております。今回のような貴重な経験をできたことを、関係者の方々本当に、本当にありがとうございました。
尾留川 万季(秋田大学 学部2年)
 私は今回、「ちきゅう」を活用した研究や、掘削を支える技術を学ぶためにこのセミナーに参加させていただきました。 このセミナーの2日間は海洋掘削の仕事紹介、「ちきゅう」の技術紹介、「ちきゅう」の研究者紹介からなる講義と船内見学、船内生活ととても濃いものでした。 「ちきゅう」の技術で特に興味深かったのは位置固定についての技術です。アジマススラスターと衛星を利用したダイナミック・ポジショニング・システムの2つを使って船体が外部の力によって動く前に移動するということを講義で学び、そのあと実際に船橋に行って現場を見ることで、より理解が深まりました。 また特別な経験としてあげられるのがカフェテリアでの食事や居住スペースでの宿泊です。食事はビュッフェ形式でいろいろな国の言語が飛び交っていて、「ちきゅう」独特の雰囲気を感じることができました。ちきゅうカレーと呼ばれるドライカレーもとても美味しかったです。居住スペースでは実際に一晩寝たことで、「ちきゅう」で働く方々の暮らしを体験し、働くイメージを抱くことができました。 研究に関して、私は地球科学を学んでいるので、今回のセミナーで南海トラフ地震発生帯掘削や、東北地方太平洋沖地震調査掘削、沖縄熱水海底下生命圏掘削等の研究成果を研究者の方から聞くことができたのは本当に貴重な機会でした。特に、東日本大震災での巨大津波を引き起こした原因をちきゅうでの掘削が明らかにしたことについては実際に展示もあり、ちきゅうを活用した研究が新たな発見を生み出していること、防災の観点からも重要なことを改めて知りました。 今回のセミナーは海洋開発、ちきゅうに興味をもった様々な分野を学んでいる同年代の大学生、働いている方とクイズを通して話すサイエンスカフェという企画やその他の時間もあり、尊敬できる人達に出会い、自分の視野を広げる良い経験になりました。私は海底資源に興味があるので、今回のセミナーで学んだことや感じたことを大切にしてこれからの選択に生かしていきたいです。
松岡 竜平(北海道大学 学部2年)
 今回のセミナーは日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム支援のもと、JAMSTECさんを始め、多くの方々の協力によって「ちきゅう」に乗船し、内部を見学したり、海洋開発に関する専門家の話を聞いたりと、本当に貴重な経験をすることができました。 海洋開発に関しては、大学の授業でもある程度学んではいましたが、知識を深める上で、実際に現場を見ることほど早い手はないと思います。今回のセミナーを通してこれまでのイメージや理解はガラッと変わりました。地球の将来を考える上で、海洋開発は必要不可欠であると思います。まだまだ専門的な知識は足りないところだらけですが、今後こういった開発や研究に携わっていけることができたらなと思いました。 また、一泊二日と非常に短い時間でしたが、他の大学や学年、専門の学生と交流したことは、交友の場を広げる上でも、自分を見つめ直す上でも、とてもいい経験でした。他の学生と関わることで自分もまだまだ足らないところがあると痛感しましたし、逆に勉学に対する意欲を増すことができました 今回のセミナーに参加することで様々な考えを得ることができました。正直なところ、現場を生で見たことで自分にこういった研究や開発、生活ができるのか不安に感じたり、難しく思ったりするところもありましたが、そこは専門を学んでいく上で時間をかけてじっくり考えていけたらなと思います。
三宅 千華(法政大学 学部3年)
 私は現在フィールド観測を中心として地球環境および海洋環境の変化を化学的手法により解明あるいは考察する研究室に在籍しています。まず、私のバックグラウンドとして大学での勉強や研究は「海」と直結するものではありません。普段は飛行機と人の関わりを調べています。しかし、中学校の頃から好きだった海の機械。その中でも一番好きな「ちきゅう」に一泊できる。そんなチャンス応募しないわけにはいかない、落とされても仕方ないという気持ちで応募しました。そして結果はまさかの選考通過で喜びが止まらなかったことを覚えています。そして冷静になってから襲ってきたのはほかの受講生は専門性がとても高くて全く話が理解できないのではないかという不安でした。そのような心境で迎えた当日、私の予測は半分当たり、半分外れました。当たったことは受講生が幅広い海洋に携わる分野のことを学んでいるレベルの高い学生であったことでした。外れたことはその受講生の方々やクルーの方々が想像以上にフレンドリーだったことと講義がしっかりと海洋開発の現在置かれている現状などの前提から説明していただけたことでした。特に、初日の夜に行われたサイエンスカフェではチームとしてクイズに挑戦する中で出題分野によってそれぞれのバックグラウドが生かされた考察ができたり、様々なお仕事をされるクルーの方とお話ししてヒントを得たりと「ちきゅう」や深海での海洋開発のことを学びながら人とのコミュニケーションの姿勢なども学ぶことができました。また、大学での勉強と分野が違いすぎるので学ぶことだけになってしまうのかと思っていたのですが、「ちきゅう」の船内見学の際には沢山の機械工学的要素も多く含まれていましたし、飛行機と同様に測位や人との関わりなどの面で見学をしているとどうしてそのようになっているのだろうという疑問も多く湧いて知るだけでなくきちんと考えることができたと思います。  セミナーの最後にセンター長が海はまだまだフロンティアであり、海を理解して利用することで人類は発展する。そしてその理解と利用の間は密接で別々の世界ではないので広い視野を持ってほしいという言葉がありました。私の中で「海」は専門が特殊でなかなか踏み込めない世界だと思っていましたが、このセミナーで「海」は専門性がありながらもっとオープンで本当に広い世界だと感じました。私もセンター長の言うように広い視野を持って今後の活動に反映させていきたいと思います。
宮本 洋好(高知大学 学部2年)
 今回の地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!では、高知大学には、海洋コアセンターがあるので、「ちきゅう」が掘削したコア試料で学ぶことができるので、「ちきゅう」とは親しみがありましたが、実際に船上での宿泊があり、また私は高知港に来た時に一般公開で少し見学することができたのですが、それ以上にディープな部分を見学することができるたので、大変楽しもことができ、また学ぶことがでさらに親しみを持つことが出きたセミナーだったと感じました。「ちきゅう」で働いている様々な船員の仕事内容にも少し触れることができ、機関室やラボといったところに見学しに行った際には、今現在働いている人から生で質問することや解説があったので詳しく学ぶことが出来ました。まだ私は2回生なので研究内容は決まっていませんが、今回のセミナーで学んだことを少しでも生かせるような研究をしていきたいと思います。
椋本 浩太(九州大学 学部3年)
 私は大学の授業でちきゅうに乗船しての研究などについての話を聞いて、「ちきゅう」に興味を持ち、今回のセミナーに応募をしました。「ちきゅう」はマントルや巨大地震発生域への大深度掘削を可能にする世界初のライザー式科学掘削船です。マントルへの到達はまだ達成されていませんが、南海トラフなどの巨大地震発生域での掘削で得られたデータなどは、多くの研究に生かされています。海面上から海底下を掘削するには長いパイプが必要です。ちきゅうはパイプを何本もつなげ、海底下7000mを掘削することを可能にしています。そのため、ちきゅうには様々な大型の機械が搭載されています。今回のセミナーでは、「ちきゅう」を誰よりもよく知るJAMSTECの方々に船内を隅々、案内していただき、「ちきゅう」の機械的な部分をよく知ることができました。もっとも興味を惹かれたものは自動船位保持装置(DPS)でした。DPSは位置や、方位に基づくフィードバック制御、風力や潮力などの外力に対するフィードフォワード制御を利用し、位置保持を可能にしている装置です。私は機械系の分野を専攻していませんが、とても興味深いものでした。 また、今回、様々な大学、様々な分野の学生が全国から集まりました。自分とは違う分野の方と二日間交流する機会はあまりないのでとても新鮮でした。また、他の参加者の方々からも学ぶところがたくさんあり、勉強になりました。
本村 将平(九州大学 修士1年)
 私は海洋開発の主にオイル&ガス分野に興味があり、関連する知識を学ぶことができるということと、単純に日本が世界に誇る掘削船「ちきゅう」にいつか乗ってみたい!と以前から強く思っていたことから今回のセミナーに応募しました。  今まで「ちきゅう」や機能や掘削の仕組みについては、講義等で学んだことがあったのですが、今まで二次元の縮小された画像や動画を介してしか「ちきゅう」を見たことなく、実際に実物を見たことがなかったため、ピンときていないところがありました。しかし、今回のセミナーで「ちきゅう」内部の様々な施設や機器を見ながら、現場のプロフェッショナルの方の説明を聞くことができたので、かなり掘削船についての知識や「ちきゅう」ならではの船内のラボに関する知識を深めることができました。また、船内に一泊することで、船内スタッフの日々の生活の様子を、身をもって知ることができました。非常に貴重な体験ができたと心から思っています。 一泊二日という短い期間ではありましたが、かなり奥深くまで「ちきゅう」について知ることができるプログラムであったので、とても満足しております。私は、将来エンジニアとして掘削船や、洋上プラットフォームなどに乗船できる職に就くことを志望しています。この経験を将来に役立て、日本の海洋開発事業に貢献できるようなエンジニアになれるよう努力してまいります。
 最後に、このような貴重な機会を設けてくださり、関係者の方々には感謝しております。本当にありがとうございました。
矢嶋 渉(筑波大学 学部1年)
 海洋開発に関し、ほとんど知識がない状態で、セミナーに参加しました。しかし、講義と船内見学を併せた形式であり、講義で解説されたことを実際に船内で目にすることで、具体的なイメージとともに理解できたと感じました。ライザー掘削方式というワードはこのセミナーで初めて耳にしましたが、講義での説明を聞き、船内でデリック、ライザーパイプ、ドリルパイプ、ビットなどを見て回ることで、掘削作業がどのように行われるのか、イメージすることができました。私は、機器分析に興味があり、海洋研究ではどのような分析が行われているのか特に着目して見学しました。採取したアはまずX線CTスキャナで観察し、その後切断などの処理が行われていました。X線CTスキャナは、試料を破壊することなく測定できる手法であり、少量のコアを分析するのに有用であると分かりました。また、船内で使われる天びんが二つセットになっていたのが印象的でした。航海中の船内では揺れがあり、揺れの影響を打ち消すため、二つ組で使われると知りました。精密な分析を行う装置は振動のない環境で使用するのが理想的ですが、航海中の船内は揺れがあり、このような環でも測定できる装置が必要であることが分かりました。船内での生活で印象的だったのが、英語が公用語として使われていた点です。船に乗るのは日本人だけではなく、英語でのコミュニケーションが不可欠であると知りました。研究に関わる分野のグローバル化は進んでおり、英語を学ぶ必要があると改めて感じました。
安井 美智(山口大学 学部1年)
 今回、現場体験セミナーに参加させていただき、滅多に見学できない船内を見ることができたり、 なかなか聞くことのできない実際に船内で働く方の貴重なお話を聞くことができ、とても良い経験になりました。私は、所属大学の講義で「ちきゅう」のプロジェクトにかかわる方の講演を聴き、「ちきゅう」に興味を持ち、地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!に参加させていただきました。私は、海洋や船が専門とする学科には所属しておらず、知識の少なさから、初めの講義は難しく感じました。しかし、サイエンスカフェで、「ちきゅう」が持つ設備について実際に働いている方に直接質問することで少しずつ理解を深めることができました。また、講義でわからない感じた部分も実際に船内を見学する中でさらに説明を聴くことができ、理解が深まりました。そして、「ちきゅう」を初めて知った時は、「ちきゅう」で働く人と聞くと研究者という印象が強かったです。しかし、実際に「ちきゅう」に乗船してみると、研究を支援する方、技術を支える方、また、船内の生活を支える方といった様々な職種の方にお会いすることができ、様々な立場から海洋開発を支えることができるということを実感しました。さらに、「ちきゅう」で働く方だけでなく、このセミナーでは、地質や土木など海洋や船舶だけでなく、様々な分野を専門としている人と出会うことができ、他の学生からの刺激も多くありました。また、船内の生活を体験できたことも貴重な経験でした。実際に「ちきゅう」に宿泊してみるまで、「船の中」と聞くと閉鎖的で生活や仕事をする上での支障はないのかという疑問を持っていました。2日間という短い時間でしたが、宿泊する部屋や食事を通して、研究などに集中できる環境が整っているように感じました。このセミナーを通じて、「ちきゅう」を活用した研究や技術、海洋開発にさらに興味を持つことができました。
山田 優也(北海道大学 学部3年)
 私は企業セミナーに参加するのが初めてで、非常に緊張した状態で乗船しましたが、セミナーが進むにつれすぐにその緊張は薄れていきました。というのも、スタッフの方々や「ちきゅう」の乗組員の皆様が親切に対応してくださったので、そこでようやく他の人や船内に目を向けることができてきました。 初日は、ちきゅうの概要の授業、比較的目立つような場所の見学をしましたが、触り部分だけでも「ちきゅう」という船のスペックの高さをかなり知ることができました。特に印象に残ったのはラボの見学です。自分の研究室にもあるような器具から、見たことがない専門性の高い物まで、多種多様な実験装置がありました。この時点で、この現場体験セミナーに参加して良かったと本当に思いました。 2日目は、船内見学が非常に興味深く、今回の一番の思い出になりました。というのも、日常生活において絶対に見ることができないほどディープな場所を見学させてもらいました。見所しかない、というのが率直な感想です。 今回は北海道大学から参加して、色々な大学の方や研究者の方々と交流することができました。このような船内見学、講義、交流の場に参加でき、とても嬉しく思います。また、日本の学生として、このようなセミナーに積極的に参加していく良いきっかけになりました。
山根 和樹(九州大学 学部4年)
 今回の現場体験セミナーでは、地球深部探査船「ちきゅう」に1泊2日し、掘削を支える技術を講義と見学両方から学ぶことができました。 「ちきゅう」に関する講義では、普段大学では学ぶことのないことを数多く知ることができました。どの講義も興味深いものばかりで大変勉強になりました。  船内見学においては、実際に間近で見て掘削リグの大きさに驚きました。それぞれのクレーンの役割なども詳しく説明していただき、「ちきゅう」の艤装品について詳細に理解することができました。ライザー掘削の際の泥水の処理についてもタンクやシェイカーの役割をその場で詳しく教えていただき、講義だけでは分からなかった箇所も実物を見ることで仕組みを理解することができました。たくさんの施設を見学させていただき大変貴重な経験となりました。特に掘削を行う際に重要であるコントロールルームからの景色は忘れられません。  ラボの見学においては、コアの分析を行うCTスキャンや古地磁気測定のためのシールドルームなどの大きな設備があり、海の上の研究所と呼ばれている所以があらためて理解できました。また、船体動揺への対策も多々あり、「ちきゅう」は様々な技術の結晶であると感じました。  夜に行われたサイエンスカフェでは、「ちきゅう」の設備や研究実績をクイズ形式で楽しく学ぶことができ、JAMSTECの研究者の方たちや学生と交流を深めることができました。乗組員の方たちと直接お話しすることで、自分の目指す進路をより具体的にイメージできるようになりました。  本セミナーを通して、「ちきゅう」の設備やこれまで行ってきた科学的な実績をたくさん知ることができました。また、乗船されている方それぞれの仕事内容を知ることができ、海洋開発分野に関する知見を深めることができました。今後の人生で研究や設計を行う際、このセミナーに参加したことは大きなアドバンテージになると思います。
 このような貴重な経験の場を設けてくださった全ての方々に感謝しています。


【問い合わせ】
〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 
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TEL: (03) 6229-2611 / FAX (03) 6229-2626
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