ニュース

2023年10月20日

学生向けイベント

開催報告

2023年10月2日~3日開催高崎先生と行く!未来への乗船体験!~日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ」乗船と船内・バンカリング見学!~

イベントの目的

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム(以下、OIC)では、将来の海洋開発産業を担う人材の育成を図るため、理工学生の大学生を対象に、海洋開発に特化した研修プログラムを提供しています。

2015年パリで開催されたCOP21(国連気候変動枠組条約締約国会議)でパリ協定を採択し、それにより、世界的に脱炭素化に向けた動きが加速しています。海洋開発に欠かせない船舶・海運分野でもこれらの取り組みは進んでいます。

特に海運のカーボンニュートラル対応案の中心となっているのは、船の燃料を水素やアンモニアに転換するというものです。しかしながら、これらの燃料を直接燃焼できるエンジンはまだ開発途上で、当面、共通の特徴があり、かつ、CO2削減効果があるLNG燃料船が過渡的な対応策と考えられています。また、将来的にはカーボンニュートラルメタンへの転換も可能と言えます。

この研修では、NEDOの水素やアンモニアエンジンの研究開発事業にも深く関係している九州大学名誉教授の高崎講二先生から最新の動向を聞きながら、日本初のLNG燃料フェリーに乗船することで、LNG燃料船や将来の水素やアンモニア燃料船の技術や運用を実体験することを目的としています。皆さんの応募をお待ちしております。

開催概要

主 催 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム
協 力 株式会社商船三井
株式会社商船三井さんふらわあ
三菱造船株式会社
一般社団法人日本中小型造船工業会
さんふらわあ
くれない・むらさきについて
さんふらわあ概要
建造レポート
開催日時 2023年10月2日(月)~3日(火)

※現地集合は、10月2日(月) 14:30に ATC HALL会議室(大阪南港)
※現地解散は、10月3日(火)正午頃に別府港さんふらわあターミナル
開催場所 商船三井フェリー さんふらわあ 「くれない」 または 「むらさき」
大阪→別府航路
対象者

本セミナーは以下の条件を満たす方を対象にしています。

  • セミナー参加時点で理工学系の大学3年生〜修士1年生
  • 海洋開発分野において、活躍する意志がある方
  • 利用施設等が定める安全対策に従える方
  • 応募時点で日本国内の大学・大学院に在籍している理工学系かつ日本国籍の学生
  • セミナーの広報の為、プログラム風景を含む個人情報をウェブ等にて公開することについて同意できる方
  • セミナー終了後2週間以内に所定の書式にてアンケートを提出できる方
  • オーシャンイノベーションフェローアルムナイ(同窓会)の活動に参加できる方
  • 年1回実施する「就職先・進学先アンケート(匿名)」に回答できる方
  • 以下の禁止事項に同意できる方
    • 広告・宣伝などの営業活動もしくは営利を目的とする行為、又はその準備を目的とする行為
    • 特定の宗教による布教活動もしくは選挙協力を依頼する行為
    • その他、法律、法令もしくは条例に違反する行為、又はその恐れのある行為
参加人数 14名
参加費 無料
持ち物 1)帯電防止安全靴
2)帯電防止服
3)ヘルメット
※上記3点は日本財団で準備します。
参加に際しての服装 アウトドア用の動きやすい服装で参加ください。
さんふらわあ客室種類 1) スーペリアシングル (個室)
2) プライベートベッドシングル(個室)
3) プライベートベッドツイン(相部屋2名)
4) コネクティングデラックス(相部屋6名)
詳細はこちら
※客室の等級等は空き状況によって変わります。
提供される食事 10月2日の夕食(船内)
10月3日の朝食(船内)
※アルコール飲料は自己負担
詳細はこちら

参加学生の体験談

広島大学

沖 帆志隆

今回の研修を通して、大学の授業だけでは学習することのできない、実際の日本や世界の現状というものを深く理解することができました。特にさんふらわ号の見学では、普段は絶対に立ち入ることができない様な隅々の設備まで見ることができ、どこも本当に魅了されました。また、学生同士や企業の方とも多くコミュニケーションを取ることができ、私と同じ分野に興味を持つ仲間を多く得ることができました。2日間という短い時間ではありましたが、とても濃密でこれからの私の進路を考える上でも役立つ素晴らしい時間でした。本当にありがとうございました。

鹿児島大学

上田 七星

私が本セミナーに参加しようと思った理由は、航海士として働くことを考えている私にとって次世代エネルギーへの理解は今後必要なことだと考えたからです。実際本セミナーに参加してみると、次世代エネルギーについて専門的に学んでいる学生や、教授の方、現場でLNGを扱っている方等のたくさんのプロフェッショナルな意見を現場の作業風景を見ながら聞くことができ、今後私自身がどういった心持ちで新エネルギー船に乗るかを考えさせられたプログラムでした。また、学生同士の交流も盛んに行える環境であったのてま交友関係を広めることもでき、すごく充実した二日間を過ごすことが出来ました。

横浜国立大学

今井 輝

本セミナーを通して、船舶のエンジンとその燃料に関わる技術や運用についての知見を得ることができました。また、船舶海洋分野においては2050年のGHGゼロエミッションに向けた様々な取り組みが行われています。その基礎となる知識を習得し、企業の方や他大学の学生と交流することで将来の課題解決に向けて考えることができ、この分野への関心が一層高まりました。最後に、本セミナー関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

九州大学

山口 佳織

カーボンニュートラルの新燃料として注目されている水素やアンモニアへの転換の第一歩とされているLNG燃料について学びたいと思い、参加を決めました。印象に残っていることは、液化したLNG燃料だからこその安全に配慮した設計や高い技術力が活かされている点で、それを間近で見て体感できたのが貴重な経験となり大変勉強になりました。また、普段は巡り合えない同じ海洋開発技術者を目指す女性の仲間に出会い、乗船当日は夜中まで話し込んでしまいました。これほど絆を深められたのはこの経験でしか得られないものだったと思います。素晴らしい機会を設けてくださり本当にありがとうございました。

東京海洋大学

山崎 美波

日本初のLNG燃料フェリーに乗船させていただきました!バンカリングの現場も見させていただき、燃料をどのように補給しているのか、またそれに付随する技術について学ぶことができました。脱炭素化に向けた海運の動向、エンジンや燃料の技術推進に関する講義も拝聴し、2050年カーボンニュートラル実現は決して簡単なものではありませんが、当事者意識を持ち、その実現に向けた取り組みを加速させていくことが求められていることを強く感じました。ご関係者の皆様、ありがとうございました。

九州大学

三枝 新

今回の乗船体験では,一泊二日の短い期間の間に様々な学びを得ることができました。乗船前,大阪港で商船三井様,九州大学名誉教授の高崎先生,三菱造船様から建造に至った国際排出規則の経緯,エンジンの種類とその利点欠点,建造の工程などのフェリーに乗船する上で大変役立つ情報を得ることができました。乗船中においては社員の方から本音ベースの話を聞くことができ,将来の働き方を想像する上で貴重な経験となりました。さらに,下船後には滅多に見ることがないLNG燃料船のバンカリングや機関室などを見学でき,忘れられない思い出となりました。このような充実した体験を企画してくださった皆様に深く感謝申し上げます。

早稲田大学

中野 晃希

講義では船のエンジンについて種類や仕組みを学ぶと共に、水素燃料やアンモニア燃料船の実現・普及に向けて、抱えているエンジンの課題を詳しく知ることができました。また、LNG船として就航を始めたばかりのさんふらわあに乗船できたのは貴重な機会でした。海外では圧力ポンプを使ってLNG船のバンカリング(燃料補給)を行うのが一般的なのに対して、さんふらわあでは、圧力ポンプを使わずに行っていることに驚きました。まずはホース内壁全体にLNGを行きわたらせて冷やし、その後内側からガスを流し込んでいくという過程を学びました。CO2排出削減に向けて動く日本企業の取り組みを、現場で知れた良い経験になっています。

九州大学

久保田 智幸

今回のセミナーで最も印象に残った部分はバンカリング見学です。初めて船の給油のシーンを見学し説明を受けると細かく業務内容や所掌が分かれているだけでなく、LNGならではの給油方法や気を付けている部分もあり、とても興味深かったです。船内見学ではさんふらわあがRORO船として物流の担い手であるということを再認識することができました。また、機関室の主機の大きさやデザインが従来のディーゼルエンジンと大きく違っていたことにも驚きました。今回のセミナーでは異なる専攻の学生たちとも知り合うことができ、自分にとって良い刺激になりました。

長崎総合科学大学

山口 海斗

ゼロエミ達成のために今後船舶は環境に配慮したものが増えていくとのことですが今回の体験を通じてその目標が如何に難しいのかを実感しました。LNG燃料の時点では技術的な問題は少ないですが、設備投資やサプライチェーンの充実、安全対策等を考えると運用側の費用や労力が大きくなると感じました。また完全なクリーン燃料はエンジン含めてその開発にも大きな課題が重なってると知り、仮に実用化できても運用側にかかる負担が更に大きくなると思いました。しかし将来的にこれらを常用化しなければならないので知見を深めて更に勉強し、国の船舶業界へ進む身として一層勉学に励まなければならないと思いました。

大阪公立大学

寺下 宗孝

さんふらわあ乗船体験に参加させていただきまして,ありがとうございました.海洋工学を専攻していますが船舶に特化した研究ではないので,乗船体験でそのスケールの大きさや事業領域の広さを体感しました.今後,GHGの排出ゼロを目指してさまざま次世代燃料が普及すると思います.海洋工学・造船はまさに総合工学であることを改めて認識し,その一部ではありますが私の専門をより深めたいと思うセミナーでした.

大阪大学

川島 史也

今回本セミナーに参加させていただき商船三井様や三菱造船様がネットゼロに向けて行っている様々な取り組みを知り、船舶海洋業界のカーボンニュートラルに関して自身もより高い意識を持つようになりました。また実際にLNG燃料船に乗船させていただきバンカリングの様子やエンジンや主機関室といった船内の見学等もさせていただきとても充実した時間を過ごすことができました。さらに企業の方のお話を聞かせていただいたり、他大学の学生とコミュニケーションをとることができたのも貴重な経験になりました。

九州大学

中村 省吾

私は、船舶・海運業界の脱炭素化に向けた展望を学びたいと思い、今回のセミナーに参加させていただきました。セミナーでは講義と見学を通して、脱炭素化に向けた取り組みだけでなく、LNG燃料船のエンジンの仕組み、水素やアンモニアといったクリーンな代替燃料への移行における技術的課題、政策的課題等を学ぶことができました。さらには、そのような知識を得ただけでなく、異なる専門分野の参加者とつながりを持つことができ、大変刺激になりました。今回のセミナーのために尽力してくださった皆様、ありがとうございました。

大阪大学

小田 貴大

今回このセミナーに参加させていただき最も印象に残っているのはバンカリングでした。バンカリングを当事者の企業の方たちのお話を聞きながら間近で見学させていただいたことでその規模感や燃料供給までの作業工程を実感できたというのは非常に貴重な経験となりました。また、2050年GHGネットゼロエミッションに向けた環境への取り組みを考えていく中で、従来のC重油を燃料とする船と今回乗船させて頂いたLNG燃料船に代表されるクリーンエネルギー燃料船とのエネルギー効率の違い及び後者の課題点を把握できたことも大きな学びとなりました。2日間お世話になった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

早稲田大学

大竹 竜史

乗船経験が初めてだったこともあり、非常に貴重な経験をさせていただきました。脱炭素化に向け社会が大きく変化する中で、海運業界における環境的な取り組みがより一層重要になってくることを学びました。中でも船舶で使用する燃料において、水素、アンモニア、LNGなど様々な燃料がある中で、どの燃料を用いることがより持続的なのか今後も議論する必要があり、非常に面白いトピックでした。

※順不同

スケジュール

※現時点での予定であり、予告なく変更する可能性があります。

  • 1日目
    10月2日(月)

    14:30
    集合:ATC HALL会議室
    〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10
    最寄駅:トレードセンター前駅
    アクセス:こちら
    14:45
    講義等
    • 日本財団OIC紹介
    • 講義:「商船三井の環境への取組み」株式会社商船三井
      早嶋達生 様 (海洋技術部)
      佐伯達哉 様 (技術部 新造船プロジェクトチーム)
    • 講義:「船のエンジンについて分かりやすく解説します」高崎講二 先生(九州大学名誉教授)
    • 講義:「本邦初LNG燃料フェリー建造にまつわる四方山話し」三菱造船株式会社
      林 知得 様(マリンエンジニアリングセンター 外艤設計課 マネージングエキスパート)
      田中 良知 様(マリンエンジニアリングセンター 機装設計課 上席主任)
    • スケジュール確認・見学時の注意点等
    • ヘルメット、帯電防止服、帯電防止安全靴配布
    17:45
    フェリーターミナルへ移動・乗船手続き
    18:00~20:00
    乗船
    適宜 夕食
    20:00~22:00
    青組・赤組に分かれて意見交換
    22:00
    自由時間・就寝
  • 2日目
    10月3日(火)

    5:45~
    適宜 朝食
    7:00頃
    別府港着(別府市汐見町944-2)
    8:00~
    バンカリング見学(120分)
    • ヘルメット着用
    • 帯電防止服着用
    • 帯電防止安全靴着用
    • 電子機器類電源off
    10:30~
    船内見学(60分)
    • 機関室内の見学含む
    12:00
    ヘルメット回収
    現地解散@別府港(別府市汐見町944-2)

■セミナー終了後

  • セミナー終了後
    2週間以内

    アンケートに回答する。
  • セミナー終了から
    約1か月後

    奨学金が振り込まれる。

お問い合わせ

事務局 〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局

専用フォームから、お問い合わせください。

お問い合わせフォーム