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2024年03月11日

学生向けイベント

開催報告

課題解決型 海洋開発人材育成プロジェクト演習(PBL)

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発人材の育成のため、課題解決型学習(Project based Learning:PBL)のプロジェクト演習を実施しました。
今回は、本コンソーシアムの会員企業である、日本郵船株式会社株式会社商船三井ジャパン マリンユナイテッド株式会社川崎汽船株式会社戸田建設株式会社株式会社IHI株式会社INPEXJX石油開発株式会社の8社よりビジネス上の実際の課題に対して、4名のチームで約3ヶ月かけ、その解決策を提案しました。

開催概要

主 催 日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム
共 催 大阪大学大学院 工学研究科 地球総合工学専攻 船舶海洋工学部門
協 力 大阪大学大学院 工学研究科 飯田隆人 助教
東京大学 新領域創成科学研究科 平林紳一郎 准教授
実施期間 2023年9月15日(金)~2023年12月26日(火)
参加者数 学生32名

今回のPBLを担当頂いた先生方からのひとこと

大阪大学大学院
工学研究科
飯田隆人 助教
学生の皆さんは普段大学では正解や模範解答のある知識型・スキル型の授業を受けていると思います。このPBL演習はそれらとは異なる能力を伸ばすためのプロジェクトです。PBLでは正解のない問題に対して、異なる背景を持つ学生たちがグループとなり、現実的な様々な制約(技術や資金、法規制など)を考慮しつつ、自分たちが良いと思うソリューションを提案します。その過程を通じて、問を立てる力、様々な制約を現実に落とし込む力、机上の知識の昇華、新たな実践的知識の獲得、自分の意見を伝える力、他者に寄り添う力、チームマネージメント、タイムマネージメント、プレゼン力などなど、様々な力を養うことができます。海洋開発産業は地球規模の課題や超巨大な構造物を扱うことが多く、自分一人の知識や能力ではなにもすることができません。そこで大切になってくるのは、それぞれがしっかりとした専門性を有しながら、他の専門性を持つ他者と協働し、自分たちの理想とする未来に向かって一歩ずつ前進していくことだと思います。このPBLでそうしたことを少しでも感じ取ってもらい、自分の中に落とし込んでもらえていたら幸いです。今後皆さんと未来の海洋開発産業を共に支える仲間としてともに働けることを心待ちにしています。
東京大学
新領域創成科学研究科
平林紳一郎 准教授
短い期間でしたが、参加した学生にとっては長く感じた方もいるかもしれません。それほど今年度のPBLは中身の濃いものだったと思います。社会で実際に直面する課題は複雑かつ幅広い分野に渡り、一人で取り組むのは困難なものがほとんどです。そのようなときこそチームの出番です。人には得意なこと、不得意なことがあり、チームの中でお互いにサポートしあうことで非常に大きな力を発揮することができます。皆さんも今回のPBLでチームワークの重要さを実感したのではないでしょうか。さらに、メンバーと共同で何かを成し遂げる中で、将来に繋がるネットワークを作ることができるのもチームの大きなメリットです。皆さんがこのPBLで得たことが近い将来、きっと役立つ日が来ることを信じています。

企業・テーマ・チームメンバーの感想

チーム名 のぞみ松川号
テーマ・企業側の狙い 中古船を活用した、新たな海洋ビジネスを提案せよ!
プレゼン概要

中古船を利用したブロック式移動型船上都市の提案。
組み換えの自由さ、移動可能性、沖合に構築可能等、新たな海洋スペースの提供が可能。
船上発電・変電設備、海水淡水化設備、液化CO2貯蔵設備等を備えた船上都市の可能性がある。
チームメンバーの感想
石川涼雅(大阪大学M1)

今回のPBLでは、答えのない課題に対し、現状を知ることが最も大切だと感じました。今、何が起きていて、何が求められているかを考え続けた3ヶ月間でした。また、提案を考える中で、実際に企業訪問を行い、ご意見をいただくことが出来たことは非常に貴重な経験になりました。実際にどのくらいの利益を上げることが出来、どのくらい課題を解決できるかなどを実際のビジネスの観点から考えることも非常に興味深かったです。自分は物理学専攻で、船の知識はありませんでしたが、それでも大いに楽しむことができました。ありがとうございました。

小川誉裕(秋田大学B3)

私は今回のセミナーを通して、様々な専攻のメンバーと協力する大切さについて学ぶことができました。普段の大学の講義ではグループ活動や4か月といった長い期間で活動をすることがほぼなく、また違う専攻の学生と話す機会はありませんでした。そのため、今回の活動ではこのように普段できない経験をすることができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。日本財団様並びに関係企業様、教授、TAの皆様に感謝いたします。また、チームメイトをはじめ参加学生にも感謝いたします。本当にありがとうございました。この経験を活かし、今後の学生生活が実りあるものとなるように努めます。

松尾良平(京都大学M1)

私は将来、海関係の仕事に就きたいと考えており、このPBLセミナーに参加しました。PBLセミナーでは普通の大学生活ではできないような、住んでいるところも違えば学んでいる分野も違うメンバーと共に一つの目標に向かって取り組んでいく経験ができました。また、一般的な授業とは異なり、企業の方との話し合いがあったり、貴重な経験ができました。研究などで忙しいときもありましたが、参加してよかったと思うので、来年以降の参加を迷っている人は、忙しさを理由にせず、ぜひ参加してほしいと思います。

松田吉平(九州大学M1)

今回、私たちの日本郵船チームは「中古船を利用した新たな海洋ビジネスの提案」でしたが、中古船という一つのキーワードからビジネスに繋げるのは難しい部分もありましたが、チームでのグループ演習で想像以上に多くのアイデアが生まれ、それらを集約し、船上都市を作ろうとなり、かなりスケールの大きなビジネスになりました。中間発表までは順調でしたが、そこからうまくまとまらずに最終発表ギリギリまで作業が終わらなかったこともあり、プレゼン発表の練習が不足していたと感じました。また、他のチームの発表からも得られるものばかりで勉強になりました。この教訓や得られた新たな知識を糧に海洋業界で活躍できるような人間に成長したいと思います。

チーム名 べいまっくす
テーマ・企業側の狙い 自律化システムを核とした造船所の事業モデルを深掘りせよ!
プレゼン概要

海中の魅力を伝える目的で、富裕層に向けた自律運航の潜水船型の宿泊施設を提案。
自律化システムによって、安全に、快適に、ニーズに合わせたサービスの提供が実現。
新たにクルーズ市場への参入を狙う。
チームメンバーの感想
井奥朱音(東海大学B3)

今回のセミナーで、他の大学の方や企業の方と一緒に何かを作るという経験を致しました。今までインターンでしかあった経験がなく、またインターンも海上職を目指される方が殆どであったため、技術職や総合職を目指される方や院生の方と一緒にプロジェクトを進めていて、とても新鮮でした。企業の方やTAの方にも沢山ご指摘を頂き、勉強不足を痛感いたしました。とても貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございます。また、時には沢山のご迷惑をおかけしたチームの皆様も本当にありがとうございました。一緒にこのプロジェクトを進められて幸運でした。

久保田智幸(九州大学B3)

答えのない問題に向き合いたいとの思いから本演習への参加を決めました。とは言いつつもそれは自分が想定していたよりも遙かに難しく、自分たちは何度も振り出しに戻ってしまいました。特に現実性と採算を両立する事業の提案が非常に難しかったです。事業を考えるだけでなく発表も行うと言うことでどのように魅力的な発表にするかと言うことも課題の一つでした。企業の方からアドバイスをいただいたり話し合いを重ねる中でメンバーの間での方向性も一致してきて最終発表までたどり着くことができ本当に良い経験になりました。メンバーを始め、関わっていただいた皆さん、ありがとうございました!

村上菜緒(筑波大学M1)

このプログラムでは、多様な考え方や知識を持つ学生、そして企業の方々と連携し、一つのビジネスの提案まで行い、達成感と同時に悔しさを経験することが出来ました。海洋開発ビジネスを提案するうえで、機械工学という自分が関わってきた技術の知識とは異なり、海洋や環境、コスト試算や企業へのアピール力が必要になってきます。そこで、自分ひとりの考えはいかに浅いかを実感し、メンバーが一体となって考え、時には対立して深堀し続けるタフさの重要性を学びました。今回の経験を糧にして、海洋開発を担う一端になりたいと思います。4か月間ありがとうございました。

渡邊秀斗(大阪大学M1)

非常に充実した3ヶ月間でした。課題に対する現状分析から具体的な解決策の提案までを、ときには企業の方に助けてもらいながら、異なるバックグラウンドも持つメンバーと共にやり切ることができました。「何のために」「何を提案するか」をチームで考える経験は初めてだったのですが、話し合いを重ねながら1つの方向性に向かっていくという経験は貴重なものでした。途中で自分たちのグループワークの進捗を報告する機会があり、企業や学生の方々から鋭い意見をいただくこともありましたが、最終的に発表の形まで持っていけたことに非常にやりがいを感じました。関係者の皆様、ありがとうございました。

チーム名 OTEC DOW?
テーマ・企業側の狙い 海洋深層水を活用した複合事業を提案せよ!
プレゼン概要

海洋温度差発電(OTEC)と海洋深層水を用いた海藻養殖事業を提案。
OTECの設置コストをカバーする海洋深層水を複合利用して、ブルーカーボン対策のマコンブと牛ゲップ対策のカギケノリの養殖を行う。これにより総合的にGHGを削減し、途上国、海運、畜産業界に多角的なインパクトを創出する。
商船三井株式会社
海洋技術部
早嶋 達生 様からの
お祝いの言葉
商船三井チームのみなさん、優勝おめでとうございます。

9月から12月までの限られた期間でしたが、学業や研究の忙しい合間を縫って「課題解決型人材育成プロジェクト演習」の中で当社の課題に取り組んでいただきました。みなさんそれぞれが真剣に課題に向き合い、仮説と検証を繰り返し、また当社が求める「そのゴールにたどり着くまでのストーリー」を大事にしていただいたおかげで、完成度の高い発表内容となったと思います。

今後みなさんが社会人となりどんな会社で働くにせよ、今後君たちが大きく羽ばたくには世の中にある課題を自らが見つけそれをいかに解決していくかが求められます。
この演習で学んだ事を活かしながら、世の中にある様々な課題の解決に向けて一緒に取り組んでいきましょう。

みなさんの今後の活躍を期待してます。
チームメンバーの感想
小田貴大(大阪大学B4)

このPBL演習を通して、ビジネスを進めていくにあたって考えるべきこと(課題に対する現状分析やアプローチ方法、コスト試算など)や説得力のある伝え方をするにはどのようにすればよいかといったことを企業の方およびチームメンバー、他チームの発表から学ばせて頂きました。また、それによって自分が伝えたいメッセージや目標達成までの道筋を信頼できる根拠をもって論理的に述べることが人に伝わりやすい説得力のある説明になる、ということを意識して物事を考えられるようになったので、これらの得られたことを今後の自分の人生においても存分に活かしていきたいと思います。

原口貴行(佐賀大学M1)

今回のチームメンバーは各地元,各研究分野,全員異なり,自身の研究で見ていた視点では気づけなかった意見が多くありました.オンラインでの会議で意見の共有など難しかった点も様々ありましたが,企業訪問の際に初めて全員が揃い,団結できたことで最終発表まで順調に準備を進められたと思います. 自身のプレゼン経験と同時に,考え方のプロセスや,ミーティングの円滑な進め方,発表スタイルなど多くの学生から学ぶことが多くありましたまた,他大学の方とのつながりを持てたことは良かったと思います. この経験を就職活動にも活かしていきたいと思います,ありがとうございました.

増村亜也(秋田大学M1)

PBLでは他の事業立案ワークに比べ、考慮すべきことや求められるものが多く学びの多い3ヶ月間でした。長期プロジェクトのため、課題に向き合う時間が長くさまざまな物事にアンテナを張ることができ、知識面での成長が非常に大きいものであったと感じます。答えのないものに対し、研究でも用いるPDCAサイクルを用いたり、就職活動・授業で得た知識を用いたりすることでワークを進めることができました。今までの知見を活かしながら進められたことで、最終発表は自信を持って取り組むことができました。班員や他の班の方からたくさんのことを学ぶことができた3ヶ月間でした。ありがとうございました。

山本陽太郎(東京大学B4)

調査や議論を重ねた3ヶ月は大変な時もあったが、学びが多く、テーマについて考えることが楽しく、最終発表で結果を残せて大きな達成感があった。自分は調査と新規事業考案が好きだということに改めて気づけて良かったし、同じチームの人の考えることや最終発表で他のチームの考えることは、優秀かつどれも新しく自分にとって学びの深いものだった。

チーム名 CO2撲滅隊
テーマ・企業側の狙い 今後の日本におけるCCSの展望を見据えた上で、当社のCCS事業のあるべき姿を提案せよ!
プレゼン概要

海運事業×CCUSによるメタネーションサイクルを提案。
CCSだけでは資金源になりにくいが、石炭・炭坑からのCO2を再利用しメタネーション施設でメタノール燃料を生み出せば、CO2回収益、メタノール燃料販売益・海上輸送益が得られる。
チームメンバーの感想
小澤慶大(早稲田大学B4)

サマースクールで得た知見を実践的に発揮したいと思い、PBLへの参加を志望しました。現状分析による課題特定、それに対応した事業提案という一連のフレームワークにおいて難しさを感じながら、多くのことを学ぶことができました。専攻も学年も異なるメンバーと議論した時間は非常に刺激的で楽しかったです。日本財団様をはじめとする関係企業の皆様、協力いただいた先生方、TAの皆様に感謝申し上げます。特に、川崎汽船の皆様には、多くの助言をいただきました。非常に貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

志村光陽(秋田大学B4)

本格的なプロジェクトをマネジメントする経験は、学生にとっては貴重です。私は将来資源開発のオペレーターとして機能する企業で働きたいと考えています。今回の経験は将来の資源開発オペレーションに役立ち、今後の海洋資源開発に貢献します。また、バックグラウンドが異なる他大学の学生と意見を投げ合うのは新鮮でした。ブレストでは、方向性を常に照会していくことに意義があると感じます。

森本奈々子(東京海洋大学B3)

三ヶ月を通して、課題解決やプレゼン方法など多くのことを学ぶことができました。チームで一つのことを成し遂げる難しさと楽しさの両方を感じることができました。また、川崎汽船様には多くの質問を一つ一つ丁寧に回答していただき、この助けがなければ最終発表まで持っていくことはできなかっただろうと思います。チームのメンバー、TAをしてくださった方、川崎汽船様に感謝しています。貴重な経験をありがとうございました。

山崎瑞希(大阪大学B3)

今回のセミナーを通して、ビジネスプランの作成の大変さを学びました。とくに自分たちの作ったアイデア案を捨てる決断をするのはとても苦しかったです。しかし、それ以上に仲間と難題に取り組み自分たちのビジネスアイデアを作り上げられた時の達成感は凄いものでした。このような機会が無ければこのような喜びを友人と分かち合うことはできなかったと思います。それと同時に自分自身の課題もたくさん見つけることができたので、学生の間にこの課題に全力で取り組んでいこうと思います。

チーム名 クラムボン
テーマ・企業側の狙い 浮体構造物の新たな使い道を提案せよ!
プレゼン概要

現在開発中のペロプスカイト太陽光電池を浮体式風車に貼付けるを提案。
ペロプスカイト太陽光電池は技術開発中だが、国内で材料調達が可能、塗布や印刷技術で量産可能、輸送・設置コストも低い。但し、荷重影響を考慮し、法律・認証をクリアする必要性あり。
チームメンバーの感想
田澤勇人(秋田大学B3)

結論から言ってこのPBLに参加してとてもよかったと思います。理由は2つあり、1つ目は海洋開発について企業側の視点を持って学ぶことができる点です。大学の講義とは違ったビジネスの観点をもって課題に取り組むことがとても新鮮でした。2つ目は知らない世界を知ることができる点です。私は自分の専攻の資源と全く異なる浮体構造物にかかわる課題に取り組みました。五島列島へ浮体式洋上風力の視察へ行くなかで海洋開発の実際を肌で感じることで今までよく知らなかった洋上風力の規模感や可能性に感動しました。海洋開発に興味のある方は参加をおすすめします。

永津嵩大(佐賀大学M1)

このプロジェクトでは、海洋に関心のある学生が様々な大学から集まり意見を交わすことで、自分とは違った意見や価値観を取り入れることができました。このプロジェクトに参加したことで、大学での研究内容である洋上風車の理解をより深めただけでなく、他チームの発表を聞くことで幅広い知識を得られました。また、私たちのチームは発表内容について前日ぎりぎりまで話し合いながら調整し苦労したため、チームの連帯感や絆が深まったと感じました。私はキックオフミーティングに参加できなかったため、チームメンバーと初めて直接顔を合わせたのは最終発表の日でしたが、共に苦労した仲間として、初対面とは思えないほど仲良くなれたと思います。また、クラムボンというチーム名は個人的にはとても気に入っております。

山本真子(大阪大学B4)

大学での研究分野が異なる学生たちと同じテーマについて考えることはとても大変でした。しかし大学では考えることの少ない独創性、採算性、意義などを学ぶことができ、視野を広げることができました。さらにTAの方や企業の方々からアドバイスをいただき、チームメンバーで課題解決に取り組んだことは今後の研究や社会生活に役立つ大切な経験になったと思います。このPBLを通じて得た知識や力を深めるだけでなく、PBL中に自分で感じたり他人に指摘された短所も克服できるよう、これからも頑張っていきたいです。

吉江響(鹿児島大学B4)

本演習では分野が全く異なる学生との交流、3カ月にわたる課題を解決するための具体的な事業提案、浮体式洋上風車を含む五島市の視察など、大変貴重な経験を多くさせて頂きました。自由度が高い課題だったため発表ぎりぎりまで提案の方向性を決めることに難航しましたが、他分野の学生が集まったことで多様な視点からのアイディアや意見が生まれ、最終的に全員の納得できる発表を行うことができました。また、個人としては分野の違う学生との交流やチームメンバーとの議論を通し未知の分野や考え方に触れ、視野を広げることができました。今回の経験を今後の学生生活や就職した企業で活かしていきます。誠にありがとうございました。

チーム名 ALIENS(ありえんず)
テーマ・企業側の狙い 宇宙×海洋で新しいビジネスモデルを提案せよ!
プレゼン概要

人工衛星、リモートセンシングの技術を活用した「完全無人漁業」の提案。
漁業人口が減少しても魚の安定供給を行える。完全無人漁業を実現するための、(1)漁場予測データ販売と、(2)無人漁業船のシステム販売で利益を創出する。
チームメンバーの感想
植田晴樹(大阪大学B4)

本セミナーを通じて、今の自分にできること、できないこと、できないことに対してこれからどう向き合っていくのかについて学びました。初めはどうアプローチしてよいか分からなかった課題も、考え調べていくうちに様々な視点から切り込むことができ、その中で自分たちの正解を出すという経験は、必ず今後にも活かしていけるものだと思います。目標に対して不安を抱くこともありましたが、チームのみんなでとても満足のいく成果を残せ、共に喜びを分かち合えました。演習に関わって下さった方々、3ヶ月間ありがとうございました。

佐久間 颯也(北海道大学M1)

他分野を専攻している方々とそれぞれの知識を持ち寄り、一つの事業として形作っていくことは普段の大学生活の中では経験できないことでした。就職活動をしている中で、インターンシップなどでも似たような事業立案を行う機会はありましたが、1日から数日で行うため、時間をかけて背景から具体案まで練ることはできず中途半端な仕上がりとなることが多かったのに対し、本演習では3ヶ月という長い期間で行ったため、納得いくまで形を作ることができ、事業立案における考え方や発表の表現などをしっかり学ぶことができました。

佐敷久遠(大阪公立大学B4)

複数の人と協力してアイデアを出し発表までするということは初めての経験だったので難しさはありましたが非常にためになるものでした。また、はじめましての人たちといきなりプロジェクトを考えるというのが面白かったです。気の知った人たちならいえることも、まだお互いの性格なども知らない状態では言えないような距離感があると思いました。その中で、意見の発散と収束をどのようにすると円滑に話し合いが進めれていくのかを大事に本セミナーは参加させていただきました。結果、班員みんなが活躍でき良い発表になったと思います!

村上颯太(大阪大学M1)

3か月間、チームの学生と試行錯誤しながら、テーマに対して向き合いながら意見を出し合って、案を作りあげるのはなかなか大変でしたが、非常に楽しい時間でした。普段、学生として生活している時には考えないような採算性や、事業の意義について考えるのは自身の視野を広げることにつながりました。また、何度か企業の方とも相談しつつワークを進める中で、ビジネスや技術に対する考え方を知り、社会で活躍していくためには、まだまだ自身に足りないものが多いと感じました。普段学べないことを学べるこのような機会を与えていただき、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

チーム名 SeaPads
テーマ・企業側の狙い 海底発!現代の最新技術を駆使して新しい事業を提案せよ!
プレゼン概要

「優れた冷却効率」と「環境への配慮」を追求した 海底データセンタの提案。
消費電力が抑えられ、高いセキュリティ、土地の制約がない。液冷方式でサーバーを冷却し、海底地熱発電プラントを設置し安定して稼働させる仕組み。
チームメンバーの感想
川島史也(大阪大学B4)

本セミナーで他大学の学生と協力して一つのプロジェクトに対して提案を考えることは初めての経験でその難しさや自身に足りないものを知る良い機会となりました。PBLでは実現可能性や経済性評価など普段の学生生活では考える機会がないことまで考慮する必要があり自身のスキル向上につながり、また課題を深堀りする必要があるという点で海洋開発について深く知ることができたと感じています。平林先生をはじめ、企業の方やTAの方などから多くのアドバイスをいただきより良い提案につながったと感じています。本当にありがとうございました。

鈴木穣一(日本大学B3)

私は、本セミナーを通してどれほど私が未熟であるかを痛感しました。特に、新しいビジネスを提案するために、多くの情報からどこに注目するか、そこからのストーリーはどうするかなどは苦戦しました。しかし、私には共に課題に取り組む仲間とTA、企業の方がいました。私は頼れる彼らからどのように課題を理解し提案していくかなどのフィードバックを得ることにより、自分を見つめ直すことができました。そして、この経験を得ることにより、現在行なっている研究に活かすことが出来ました。最後になりますが、このプログラムを支えてくださった関係者の皆様、ありがとうございました。

花登瞭(神戸大学M1)

濃く充実した期間でした。チームの組んだ学生3人とは大学も学年も専門もバラバラで、お互いの良さを活かさなければ最終発表まで辿り着きません。そのため自分が活躍する場面、人に習う場面、さらに社員の方や教授に聞きに行く場面などあの手この手を尽くして走り抜けました。大変な3ヶ月ではありましたが、確実に成長を感じられる期間でもありました。このような体験はPBLだからこそだと思います。今回お世話になったすべての方に感謝いたします。

平石智之(佐賀大学M1)

佐賀大学大学院1年の平石智之です。このPBL演習は私に勇気と感動、達成感を与えてくれる素晴らしいものでした。私は順番的に最後のエントリー学生だったようなので、運が良かったです。PBL全体打ち合わせでは、質問やコメント等で毎回発言し、PBLミーティングの活性化に貢献できたと感じております。また、優勝賞品となったメダルを作り、PBL最終発表会を盛り上がる大会に変えました。私のチームは優勝こそはしませんでしたが、優勝チームおよび日本財団様からの感謝や自分も含め各チームで健闘を称え合う姿は美しいものでした。

チーム名 あぶら丸
テーマ・企業側の狙い 既存の上流インフラを活用し、カーボンニュートラルエネルギーを顧客に届ける方法を提案せよ!
プレゼン概要

減退油ガス田を活用した水素地下貯蔵システムの提案。
安価で大量の水素を貯蔵可能、ブルー水素製造可能。残存石油天然ガスによる水素汚染やキャップロックの溶解・漏洩、インフラの老朽化、水素爆発等のリスクも。運搬には川崎汽船、MOL、日本郵船等が出資し開発した「大型液化水素運搬船」を活用。
チームメンバーの感想
荒木響太(大阪大学B4)

本セミナーでは、海洋開発に関わる知識はもちろん、課題解決のために考えなければならない事柄やチームでの議論で大切なことなど、普段の大学生活では体験できない学びをすることができました。それぞれ専攻が異なるチームメンバーと議論を重ね、互いの長所を活かしながら課題解決に取り組んでいくことで新しい視点や考え方に触れたり、上手く議論をまとめるために全員で頭を悩ませたりする中で自分自身が大きく成長できたと感じています。また、沢山の企業の方から貴重なフィードバックを頂いたので、就職活動や今後のキャリアに活かしていきたいと思います。

梶山広大(京都外国語大学B3)

将来の海洋開発を志す学生の仲間と、PBLを通じて切磋琢磨し合いながら共に成長できたことに感謝します。今回私はただ一人、理工系ではない分野からの参加者でした。チームメイトとの専門知識や考え方の違いに戸惑うこともありましたが、新規事業を提案する上でチームのために自分ができることを見つけて取り組みました。とりわけ、PBLでは学生が担当企業の方と繋がり、現場で働く人や仕事を知る機会が充実していたので、新しく学べることが多かったです。やはり、最終発表は本気で優勝を目指していたがゆえに、準備の足りなかったところに悔いが残ります。だからこそ、この悔しさをバネにして、今後も成長できるようエネルギッシュに挑戦を積み重ねていきたいです。

佐藤一帆(秋田大学M1)

学びの多いあっという間の4ヶ月でした。本演習では、実際の企業が抱えるテーマから課題の抽出、解決策の提案までの一連のプロセスを実践的に学ぶことができました。演習中には企業が開催する社内コンペにも参加させていただき、大学だけでは得ることができない大変刺激的な経験でした。確かに辛い時もありましたが、チームの皆で乗り越えて最後までやり遂げられた経験とそこから得た学びは、社会で活躍する際に必ず役に立つと思います。最後に、本セミナーの関係者の皆様、このような機会を与えてくださり誠にありがとうございました。

土田慶一(東京大学B4)

企業の方々と海洋開発について議論できる機会は貴重だと思い、この度PBLに参加させていただきました。いざ参加してみると、与えられたテーマが難しく、またオンラインでの議論だったため、最初のうちはチームの方向性を定めるのに苦労しました。しかし企業訪問や数多くのミーティングを通してで次第に全体がまとまり、各自がやるべきことを見つけてチームに貢献できていたと思います。また企業の方々の手厚いサポートもあり、納得のいく最終発表ができました。PBLを通して、チームでプロジェクトを効果的に進める方法を学べました。ありがとうございました。

※順不同