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2025年04月24日
参加者募集中
2025年8月21日~23日開催
海洋開発現場体験セミナー
大学で学ぶ機会は少ないけれど…HSEはエンジニアの必須スキル!
安全を知らずして、現場に立つことはできないーーー

今回のセミナーでは、すべてのエンジニアに求められる重要な視点であるHSE(Health, Safety and Environment/健康・安全・環境)に焦点を当てます。
HSEは、社会で働くうえで欠かせないスキルであり、特に自然環境と向き合う海洋開発の現場では、命を守り、事業の継続性を支えるうえで非常に重要です。一方で、大学教育の中では十分に学ぶ機会が少ない分野でもあります。
そこで、本プログラムでは、以下の3つの実践的な学びを通じて、HSEに対する理解と対応力を高めていきます。
- 現場の最前線で活躍する専門家による、実践的なHSE講義
- OPITO認証のHUET訓練(水中でのヘリコプター脱出訓練)による、安全意識と緊急対応力の体得
- 世界的にも注目される、浮体式洋上風車の現場見学
「知っている」から「できる」へ。
この3日間の学びと体験は、皆さんの未来における「本当に現場で使える力=現場力」を育む、確かな一歩となるはずです。
ご応募お待ちしております!
OPITO認証HUETコースについて
- HUET(Helicopter Underwater Escape Training)は、洋上の施設へヘリコプターで移動する人が、万が一の事故に備えて受ける「水中での脱出訓練」です。
- この訓練では、ヘリコプターが海上に着水し、水没した場合を想定して、脱出方法や安全確保の手順を、座学と実技の両方で学びます。
- このコースは、イギリス発の国際的な安全教育機関「OPITO(オピト)」が認証しているもので、石油・ガス業界などの洋上業務における国際標準の安全訓練とされています。
- 訓練を修了すると、OPITO認証の修了証(有効期間4年)が発行されます。
- この修了証があると、条件を満たす洋上施設へのヘリコプター移動が可能になります(※すべての施設に適用されるわけではありません)。
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OPITOについて
OPITO Basic Offshore Safety Induction and Emergency Training - BOSIET Standard
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HUETについて
ヘリコプター水中脱出訓練(HUET) 乗客席からの脱出
こんな方におすすめ
- 将来、海洋開発・洋上風力・エネルギー分野で活躍したい方
- 緊急時対応能力を備えた“現場に強い”エンジニアを目指したい方
- 洋上風力の最前線を体感してみたい方
- 専門知識だけでなく、実践力や現場対応力を高めたい方
- 現場で求められる「安全」の知識とスキルを、体験を通じて学びたい方
- 海やエネルギーの未来に関わるプロフェッショナルとして、一歩を踏み出したい方
開催日程・場所等
本セミナーは、北九州での講義・訓練と、長崎・五島での現場視察を組み合わせた3日間のプログラムです。
以下に、開催日程や集合・解散場所、訪問先などの概要をまとめましたので、ご確認ください。
主 催 | 日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム |
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協 力 | 一般財団法人 エンジニアリング協会 海洋開発部 |
開催日程 | 2025年8月21日(木)~ 8月23日(土) |
現地集合日 | 2025年8月20日(水)夕方(前泊) ※宿泊は主催者が手配 ※15時~チェックイン可能 |
集合場所 | Rakuten STAY 小倉駅前 |
解散場所 | 長崎県五島市 福江港 |
開催地① | 福岡県北九州市 ・HSE講義 ・OPITO認証HUET訓練 (日本サバイバルトレーニングセンター) |
開催地② | 長崎県五島市(福江島) ・浮体式洋上風車の視察 ・戸田建設の関連施設訪問 など |
参考 (類似プログラム) |
2020年の開催報告はこちら 2021年の開催報告はこちら 2022年の開催報告はこちら 2023年の開催報告はこちら |
日別スケジュール(事前準備+4日間)
日付 | 内容 | 詳細 |
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~8月1日(木)必着 | 事前準備 | 【訓練概要】 ⓪参加案内書(よく読みましょう) 【提出書類全3点の準備】 ①健康状態確認書(医師の診断・署名必要) ➁健康状態確認書(参加者本人が記入) ③健康状態申告書兼同意書(参加者本人が記入) 【提出先】日本財団 【注意事項】
|
8月20日(水) 〈0日目〉 |
現地集合・宿泊(前泊) | 【場所】福岡県北九州市 各自、 Rakuten STAY 小倉駅前(予定)にチェックイン (宿泊費無料・直食無し) ※この日は全体集合なし ※3名~4名/部屋、男女別 ※朝食費は別途支給 ※無人フロントのため、セルフチェックイン 15:00~ |
8月21日(木) 〈1日目〉 |
HSE講義 | 【9:00】集合 会場:TKP小倉駅前カンファレンスセンター 会議室6(予定) 【9:15】HSEに関する講義・演習 講師(予定)
【17:20頃】講義終了 【夜】ホテルに再宿泊 ※夕食:懇親会または各自(調整中) |
8月22日(金) 〈2日目〉 |
HUET訓練・フェリー移動 | 【朝】朝食・チェックアウト→団体移動(JR小倉駅→訓練センター) 【8:30~17:30】OPITO認証HUET訓練(座学+実技) 【夕方】自由時間、各自で博多港へ移動 【21:00~】フェリー太古 乗船開始(博多港・第2ターミナル) 【23:45】フェリー出港・船中泊 |
8月23日(土) 〈3日目〉 |
五島視察・解散 | 【8:30】福江港(五島)到着 【午前】浮体式洋上風車視察、戸田建設施設訪問 【13:00頃】現地解散(各自、長崎港または博多港行きの便で帰路へ) (参考) ・九州商船(長崎港~福江港) ・野母商船(博多港~福江港) |
募集要項
本セミナーにご応募いただくにあたり、対象者の要件や参加条件、応募期間などを下記のとおりご案内いたします。
すべてご確認のうえ、ご応募ください。
参加費 | 無料 |
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交通費・宿泊費・食費 | プログラム期間中は日本財団が負担 |
自宅~集合・解散場所間の交通費 | 自己手配・自己負担(※地域に応じた奨学金支給あり) |
奨学金 | 大学所在地に応じて、交通費補助として下記の通り支給されます。 ※詳細は本ページ下部にてご確認ください。 |
定員 | 16名(応募多数の場合、書類選考あり) |
募集開始日 | 2025年4月25日(金) |
応募締切日 | 2025年6月10日(木)23:59まで |
結果通知日 | 2025年6月18日(水)予定 |
結果通知方法 | Eメールにてご連絡します |
応募方法 |
|
応募条件(一覧)
本セミナーは、安全教育を含む専門的なプログラムであるため、参加にあたっていくつかの条件を設けています。以下のすべての条件を満たす方を対象としていますので、ご確認のうえご応募ください。
区分 | 条件内容 |
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参加対象者の基本条件 |
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参加にあたっての同意事項 |
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健康・安全に関する重要事項 |
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禁止事項への同意 |
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その他 |
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奨学金支給基準一覧
※往路はJR小倉を目的地とし、復路は長崎港または博多港を出発地とする交通費・健康診断費を含みます。
※大学の所在地(都道府県)を基準とします。
支給額 (円) |
該当都道府県 |
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63,300円 | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、三重、大阪、京都 |
58,300円 | 静岡 |
52,300円 | 愛知、沖縄 |
48,300円 | 岐阜、奈良、和歌山、滋賀 |
43,300円 | 鳥取、島根、兵庫 |
36,300円 | 宮崎 |
33,300円 | 愛媛、香川、高知、徳島 |
26,300円 | 鹿児島 |
23,300円 | 岡山、広島 |
16,300円 | 山口、大分 |
15,300円 | 熊本 |
10,300円 | 佐賀、福岡 |
9,300円 | 長崎 |
よくあるご質問
【プログラム全体について】
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Q0. 海洋開発に興味をもちました。予習用の資料などはありますか?
- とても嬉しいご質問です!
海洋開発の全体像や基礎を知るのにぴったりの教材がありますので、ぜひ予習にご活用ください。
国土交通省:海洋開発人材育成のための教材
https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk7_000024.html
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Q1. どんなセミナーですか?
- 海洋開発や洋上風力の現場を体験しながら、HSE(健康・安全・環境)やHUET訓練(ヘリ水中脱出)を学ぶ、実践型の3日間集中セミナーです。
-
Q2. HSEとは何ですか?
- Health(健康)、Safety(安全)、Environment(環境)の略で、エネルギー・海洋分野で働く技術者に必須の考え方です。
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Q3. HUET訓練って危険じゃないですか?
- 安全対策が整った環境で実施され、インストラクターが丁寧に指導します。水が苦手な方でも安心して参加できます。
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Q4. 海洋開発の知識がなくても参加できますか?
- はい。予備知識がなくても参加できるように構成されており、「興味がある」「挑戦してみたい」という気持ちが大切です。
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Q5. 浮体式洋上風車ってどんなものですか?
- 海に浮かべた巨大な風力発電設備です。今回視察する五島市沖は、日本でも最先端の浮体式風力発電プロジェクトが進行中です。
【応募・選考について】
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Q6. 自分が対象かどうかよくわかりません。確認する方法はありますか?
- 募集要項をご確認ください。対象は、日本国内の大学・大学院に在籍する日本国籍の理工系学生(学部生、修士1年生)です。不安な場合は事務局までご相談ください。
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Q7. 海洋分野は初めてですが、応募しても大丈夫ですか?
- はい、大歓迎です!新しい分野に挑戦したい方の応募をお待ちしています。
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Q8. 女子学生でも参加しやすい環境ですか?
- はい。女子学生の参加実績もあり、宿泊・更衣など配慮された環境で実施します。安心してご参加ください。
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Q9. 他のセミナーや研修との違いは何ですか?
- 本セミナーでは、OPITO認証の実践的な安全訓練(HUET)と洋上風力発電の最前線視察という、現場に特化した体験ができるのが最大の特長です。
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Q10. 志望動機はどう書けばよいですか?
- 海やエネルギーへの興味、セミナーで学びたいこと、自分の将来像などを、率直にあなたの言葉で書いてください。
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Q11. このセミナーに参加したことは履歴書に書けますか?
- はい、実践的な研修として記載できます。
HUET修了証も海洋開発分野で技術者を志望する方にとっては大きなアピール材料になると考えられます。
【費用・奨学金について】
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Q12. 参加費はかかりますか?自宅から集合・解散場所までの交通費は?
- 無料です。セミナー期間中の宿泊費・交通費・食費は日本財団が負担します。自宅から集合、解散場所から自宅までの交通費は自己負担となりますが、大学所在地に応じた奨学金が支給されます。
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Q13. 健康診断の費用も奨学金に含まれますか?
- はい。医師による健康状態確認書の診断料も含めて支給されます。
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Q14. 奨学金はどうやって受け取れますか?
- セミナー終了後、アンケート提出が確認され次第、約1か月後に本人名義の銀行口座に振り込まれます。
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Q15. 奨学金はいくらもらえるのですか?
- 大学の所在地によって異なります。詳細は「奨学金支給基準一覧」をご確認ください。
【事前準備について】
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Q16. 提出する書類は何がありますか?
- 以下の3点です。
①健康状態確認書(医師の診断・署名必要)
➁健康状態確認書(参加者本人が記入)
③健康状態申告書兼同意書(参加者本人が記入)
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Q17. 書類の提出方法は?
- 参加決定後、案内される専用サイトからアップロードしてください。
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Q18. 提出期限はありますか?
- はい。2025年8月1日(金)必着です。準備に時間がかかるため、早めの対応をおすすめします。
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Q19. 書類の提出が遅れたらどうなりますか?
- HUET訓練を含むセミナー全体に参加できなくなります。期限厳守でご対応ください(例外はありません)。
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Q20. 健康面に不安があります。相談できますか?
- はい、応募前でも参加が決まった後でも、体調や持病などに不安がある場合は、必ず事前に事務局までご相談ください。安全確保のため、医師の診察を受けていただくことが必須となります。最終的な参加の可否は、医師の判断に基づき決定されます。
【プログラム当日について】
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Q21. 集合・解散場所はどこですか?
- ・集合場所:Rakuten STAY 小倉駅前
・解散場所:長崎県五島市・福江港
なお、福江港から長崎港または博多港への乗船券は、8月23日に福江港でお渡しします。
解散後、そのまま五島に滞在される方は、ご自身で乗船券の変更手続きをお願いいたします。
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Q22. プログラム中の移動はどうなりますか?
- 主催者が宿泊・フェリー・訓練施設への移動を手配します。集合場所・解散地までの往復のみご自身でご手配ください。
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Q23. 洋上風力の視察はどんな形で行いますか?
- 船上から浮体式風車を視察する予定です(天候により変更あり)。技術者の解説も予定しています。
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Q24. 船に酔いやすいのですが大丈夫ですか?
- 酔い止め薬が必要な方はご自身でご用意ください。事務局から酔い止め薬の配布はできません。
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Q25. 服装や持ち物に指定はありますか?
- 指定はありませんが、以下をおすすめします。詳細は参加決定後にお知らせします。
服装:動きやすく、濡れてもよい服装(アウトドア用の服装を推奨、スカート不可)
靴:滑りにくい運動靴をご着用ください。※サンダルやヒールのある靴は不可です
持ち物:タオル など
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Q26. 女性向けの設備(更衣室・シャワーなど)はありますか?
- はい。サバイバルトレーニング訓練施設や宿泊先では、女性専用の更衣室・シャワー等が整備されています。
【セミナー後について】
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Q27. 修了証はもらえますか?
- HUET訓練を修了した方には、OPITO認証の修了証(4年間有効)が発行されます。
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Q28. 修了証があると何ができるようになりますか?
- 国際的な安全基準に沿った訓練を受けた証明となり、洋上の石油・ガス・風力施設でのヘリ移動に必要とされることがあります(一部施設に限る)。
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Q29. セミナー終了後も何か活動がありますか?
- 希望者は、オーシャンイノベーションフェローアルムナイ(同窓会)にご協力をお願いしています。他の研修や学びの機会に繋がる場です。
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Q30. セミナー終了後にそのまま五島に残ってもいいですか?
- はい、可能です。ただし、解散後の、研修の範囲外の滞在や交通費などは自己負担となり、乗船券の変更もご自身で行っていただきます。
なお、福江港から長崎港または博多港への乗船券は、8月23日に福江港でお渡しします。
解散後、そのまま五島に滞在される方は、ご自身で乗船券の変更手続きをお願いいたします。
【8月22日乗船 博多~福江行き フェリー太古について】
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Q31. 船内に女性専用の部屋はありますか?
- はい。スタンダード、グリーン和室、グリーン寝台に、女性専用のレディースルームが設定されています。男子小学生以上のお子様とのご利用はできませんのでご注意ください。
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Q32. 船内で食事は取れますか?
- レストランはありませんが、1Fの自販機コーナーでカップ麺やお菓子、アイスクリームが24時間購入できます。
※アルコール類は深夜(24:00~05:00)の間は販売されません。
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Q33. 食べ物や飲み物は持ち込めますか?
- はい、持ち込み可能です。1F自販機前に食事スペースもありますので、そちらをご利用ください。
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Q34. 電子レンジは使えますか?
- はい。1F自販機コーナーに設置されています。
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Q35. 船内は禁煙ですか?
- はい、全室禁煙です。電子タバコを含め、喫煙は指定の喫煙ルーム(2か所)または甲板をご利用ください。
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Q36. タオルを忘れた場合、購入できますか?
- はい。船内売店でフェイスタオルを販売しています。バスタオルの貸出はありませんのでご注意ください。
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Q37. 船酔いの薬は船内にありますか?
- 常備されていません。心配な方は、あらかじめご自身でご用意ください。
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Q38. 船は揺れますか?
- 「太古」にはフィンスタビライザー(横揺れ軽減装置)が装備されていますが、天候によっては揺れる場合もあります。
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Q39. 航海中にスマホは使えますか?
- 一部の海域では電波が届きにくくなることがあります。フリーWi-Fiもありますが、海上では不安定になる可能性があります。
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Q40. シャワーやお風呂はありますか?
- 浴槽はありませんが、24時間利用可能なシャワールーム(男女各2室)があります。ドライヤーは備え付けですが、タオルやアメニティはご自身でご用意ください(船内でフェイスタオルの販売あり)。ターミナル近くに銭湯があります<みなと温泉>
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Q41. ドライヤーの貸出はありますか?
- 貸出は行っていません。シャワールームや一部客室(スイートルーム)に備え付けがあります。
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Q42. 出港前に食事を取れる場所はありますか?
- 博多港のターミナル内に、軽食が取れる喫茶店がありますので、出港前の食事にご利用いただけます。
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Q43. お土産は買えますか?
- はい。船内売店や港の売店で、太古オリジナルグッズや博多・五島のお土産が販売されています。
【Rakuten STAY 小倉駅前について(8月20日、21日宿泊)】
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Q44. どこにあるホテルですか?
- JR・新幹線「小倉駅」から徒歩5分の場所に位置しています。アクセスしやすい好立地です。
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Q45. 客室の広さはどれくらいですか?
- 全室30平米以上の広々とした設計となっており、ゆったりとお過ごしいただけます。
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Q46. 館内の設備について教えてください。
- ・1階ロビーには自動販売機とランドリーを完備しています。
・すべてのお部屋にキッチン設備と洗い場付きバスを備えており、長期滞在にも最適です。
・NetflixやAmazon Primeなどの豊富なコンテンツが視聴できるAndroidTVを設置しています。
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Q47. チェックインはどのように行いますか?
- ・この施設では無人チェックインを採用しています。
・宿泊の前日までに、エントランスの解錠方法をご案内するメールをお送りします。
・到着後は館内のタブレット端末でチェックイン手続きを行ってください。
・手続き完了後、客室の鍵番号が表示されますので、そちらで入室します。
お問い合わせ
事務局 | 〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局 専用フォームから、お問い合わせください。 |
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