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2024年04月24日

学生向けイベント

開催報告

海外派遣支援事業
海外での長期インターンシップ

海外派遣支援事業の目的

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発分野における次世代人材の育成を目的とし、大学院生を対象とした「海外派遣支援事業」を実施しています。
本事業は、将来のキャリア形成を見据えた視野の拡大を図ることを目的に、海外の海洋開発関連企業が実施するインターンシップへの参加を支援するものです。2024年度は、フランスに拠点を置くエネルギー企業 EDF Renewables において、大学院生による長期インターンシップの派遣支援を行いました。

参加学生の体験談

神戸大学

中田 晃輔

<業務内容>
洋上風力発電用浮体に対するブレード交換時の接近船舶による動揺影響のシミュレーション解析

フランス・パリにあるEDF R&Dにおいて2024年10月からインターンシップを行いました。EDF R&Dは浮体式洋上風力発電の浮体に関して研究開発を行なっており、私は主に浮体の動揺解析を行いました。自身の専攻とは異なる分野。1からの勉強で、毎日出てくる疑問を解決するため、自身で考え、同僚に質問を繰り返す日々でした。辛い時期もありましたが、温かい同僚に本当に助けられました。試行錯誤を繰り返すうちに、あっという間にインターンの終わりが来ました。欧州で直に風力発電にかかる期待を目の当たりにし、その一部に携われたことは本当に貴重な学びとなりました。この経験を通じて得た学びは今後に必ず生かしていきます。

東京大学

岩本 悠希

<業務内容>
連成解析シミュレーションソフトOrcaFlexを用いたPGLprojectにおける浮体式洋上風力発電のモデル作成と検証

私は、フランスの電力会社EDFrenewables本社のmarine structures and geosciencesチームにてインターンとして働きました。日本ではいわゆる大企業で長期のインターンをする機会はほとんど存在しないため、そのような企業での洋上風力発電への関わり方を体験したいということで参加を決めました。EDFrenewablesはフランス国内外で様々なプロジェクトを実施しており、自分はPGLprojectという浮体式洋上風力発電の実証プロジェクトに関しての業務を行いました。周りに日本人がいない環境で心細い面もありましたが、経験豊富な社員の方が丁寧に指導してくださり、非常に多くのことを学ぶことができました。

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